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檻の中の花嫁
第2章 五人兄弟

四男な四季には蒐集癖があった。
それは単なる道具集めという範疇を遥かに超えていた。
それは、女性をどのように苦悶させ、絶望の淵へと突き落とすか、そのための研究と実践に他ならなかった。
コレクションルームには煌びやかな鞭、繊細なレースで装飾された拘束具、そして、見る者の背筋を凍りつかせるような医療器具。
しかし、四季にとって、これらは単なる道具ではなく、女性の悲鳴、涙、そして絶望を引き出すための芸術作品だった。
澪。
この美しい黒髪と吸い込まれそうな瞳を持つ彼女は、四季にとって最高の素材となるだろう。
自分のコレクションは彼女の希望を奪い、絶望の淵へと突き落とすに違いない。
四季は澪の美しい顔が、苦悶に歪む瞬間を想像しながら、胸を高鳴らせた。
5人の兄弟たちは、それぞれの欲望を瞳に宿し、澪を見つめていた。
彼女は、まるで蜘蛛の巣に囚われた蝶のように、彼らの視線から逃れることができない。
静寂の中、澪の鼓動だけが、激しく鳴り響いていた。

