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檻の中の花嫁
第2章 五人兄弟

その様子を、二番目に立つ男――次男の京ニが冷笑とともに見下ろした。 

「何をそんなに怯えている? 女として当然の役割だろう?」
澪は震える声を絞り出す。

「私、帰ります…! こんなところにいられません…!」
京ニはあざ笑うように肩をすくめた。

「ほぉ?」

澪は必死に立ち上がろうとした。
しかし、襖の前に立つ四男の四季が、ゆるく微笑みながら手を広げる。

「残念だけど、もう遅いよ?」 

その言葉に、澪ははっと動きを止めた。

まるで、虫が蜘蛛の巣に絡め取られたような感覚が背筋を駆け巡る。

――逃げられない。

澪の心が、ゆっくりと沈んでいく。

「まずは俺が相手をする」 

低く冷徹な声が響いた。
澪は息を呑み、目を見開いた。
言ったのは、長男の壱成だった。

「いや…!」

思わず叫ぶ。

「そんなの…いやです!」

だが、壱成は冷たく言い放つ。

「お前に選択権はない。覚悟を決めろ」

――しかし、その瞬間、弟たちが声を上げた。

「兄さん、それはずるいんじゃないか?」

「処女を奪うのは特権だろ?」

「公平に決めるべきだな」

澪は唖然とした。
彼らの声は、まるで**“誰が先に食べるか”を決める話をしているようだった。

自分の運命が、まるでゲームのように扱われている。

兄弟たちは真剣に話し合い始め、やがてじゃんけんで決めよう**という流れになった。

「いや…やめて…」

澪の声は震えていた。 

彼らが拳を握り、勝負を始める。

それを見つめる澪の目から、ぽつりと涙がこぼれ落ちた。

「ひどい…こんなの…」

誰のものになるのかを、こんなふうに決められるなんて、耐えられなかった。

そして、運命の瞬間が訪れる。

勝負がついた者が、澪へと静かに視線を向けた。
勝者の名前が告げられる。 

澪の心は、もう壊れかけていた。

だが、その時――
壱成が冷たく言い放つ。

「いいか、澪。子を宿すまで何度でも抱かれることになる。これはお前の義務だ」

澪の指先が震える。

「そして、孕んだ後も出産するまでは、俺たちの求めには必ず応じろ。拒絶することは許されない」

「……っ!」 

澪の呼吸が詰まった。

そこに、一切の情けはなかった。
それは命令であり、抗うことのできない現実だった。

畳の上に落ちる澪の涙は、もう誰の目にも映らなかった。
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