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正義と道徳のアクメ
第2章 生まれて初めて女性器に口をつけた!
 生まれたての凶悪犯はスタンガンをその辺に投げ捨て、啓子をミニバンのバックドアとコインパーキングの壁の隙間へ引っ張り込んだ。勢いのままタイトスカートを捲り上げ、パンティをストッキングごと足首までずり下ろし、おもむろに引き締まった小尻の割れ目に顔を押し込んだ。
「ああぁっ…!そ、そんなっ…されるの…初めて…」
「な、何だよ啓子さん…お漏らしたみたいにグチョ濡れじゃないか…」
「だってぇ…あっ…うぅあぁっ…!」
 未成熟な果香が充満する生ぬるい闇の中で学は舌を突き出し、淫溝に溜まった蜜を狂ったように下から上へ掬い上げた。
 生まれて初めて女性器に口をつけた。その味と匂いの複雑さに気持ちが冷めてしまった…という話をネットで頻繁に目にしていたため昨夜は怖くて出来なかったが、
「ジュルジュルっ…ふはぁっ…!あぁ、美味しいっ…スゴく美味しいよ啓子さんっ…」
「そんなぁっ…お、美味しくなんてない…汚いから…んうぅぅっ…!」
やってみると、とてもじゃないが離れられない。やめられないし止まらない。
 もちろん、薔薇やレモンやバニラのような単純な芳香とはほど遠かったが、どこか優しく、そして愛おしく、滋味深く、それでいて罪深く、ずっとこのままこの場所に留まっていたいとすら思えた。
 生まれて初めて不法行為に手を染めた高揚感のせいで学の五感は冴えに冴え、淫肉を啜り上げる汁音も繁華街の雑踏と共にシャリシャリと高音が耳についた。当然のように嗅覚も味覚も触覚も切れ味を増し、啓子の粘膜の熱や味や匂いや、触れる全てが学の情緒を無秩序に掻き回す。極度の興奮で眼球が奥からせり出してもきた。
 もっと彼女を知りたい。もっとひとつになりたい。という思いは倒錯者の鼻っ柱をさらに奥へ行かせ、小さな尻肉を左右に広げ割らせた。
「ヤダぁぁっ…!そ、そこは本当に汚いからっ…」
「はぁぁっ…汚くなんかない…啓子さんは綺麗だ…どこまでも正しくて綺麗だっ!」
 腰骨から頬骨へ伝えられる啓子の困惑の声は胎内にいるようにぬるく反響し、学はハイになると同時に心からリラックスしていた。そんな有り余る幸福感に浸りきっている後ろめたさが胸の奥から芽を出すが、
「んぁぁっ!ダメぇっ…バカぁぁぁ…」
それを蹴散らすように尖った舌先を固い蕾へとねじ込んだ。
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