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正義と道徳のアクメ
第2章 生まれて初めて女性器に口をつけた!
 そこからスパイシーな餡を吸い上げるように、これから腐れ縁となる同伴者の末端へ唇をぴったりつけた。
「あぁっ!ねぇっ…もう、我慢出来ないっ…挿れて…お願い…!」
 学は既にズボンの中に突っ張っていたものをバウンっ…!と解放し、
「あ!んうぅっ…うぁぁ~っ…」
背後からズドンと深々と突き挿れた。
(な…何てあったかいんだ…柔らかいんだ…何だよコレ…たまらないっ…!)
 コンドームを装着していないことにそこで気づく。しかし構わず、啓子の粘膜を土足で何度も何度も行き来する。
「あぁっ!何コレ…どうしようっ…昨日より全然イイっ…!ハマっちゃいそうっ!」
「お、俺もだ…何だコレっ…セックスってこんなに気持ち良かったのかよぉっ…?」
 遮蔽物の有無はあるものの、慣れぬ者同士の探り合いの昨晩とはまるで違った。立ちんぼとして買った啓子が生娘だったことに混乱を極めた昨晩とはまるで違った。学は全身が敏感なバターになってとろけ、啓子の爽やかなグラニュー糖の甘さに脳の髄まで浸されていった。
 無数の小さな舌が怒張に絡みついて学を覚醒させ、その脈動で啓子の女の性を次々と開放してゆく。今晩のこの化学反応のような結合に比べると、昨晩はただの筒と円柱の接触のように思えた。
「お、俺たちふたりなら…これから何とかなる気がしないかっ…?なぁっ…」
「んうぅぅっ!わ、分かる気がする…私たち、もしかして最強なのかもって思いはじめてるのぉ…!」

 腰の揺すり方も分かってきた。怒張の握り込み方も分かってきた。腹の割り方も分かってきた。本音の吐き出し方も分かってきた。
 これまでふたりをふん縛ってきた正義と道徳を、足元の奈落へ遺棄する快感のなんと素晴らしいこと。悦びを知りはじめたばかりの女はミニバンへ体重をすっかり預け、曇らせたガラス窓を揺らされる頬の形で繰り返し切り取った。
「んうぅ…そのっ、角度っ!スゴい…へ、変になりそうっ…!」
 腰を引いて浅めにピストンすると啓子は腰を浮かせてすぐに切羽詰まり、学も敏感な箇所に淫洞の凹凸が絡みついてすぐに射精感に見舞われた。
 だが、深く突き刺して最奥へ小刻みに押し込むようにすると、
「あぅ…う…んぅ…!や、うあぁっ…」
快感に振り回されることなく胃の底からジワジワと性の悦びを噛みしめることが出来た。
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