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正義と道徳のアクメ
第4章 少女の分泌液の甘さは望まぬ挿入の苦しみをいくぶん慰めた!

もうひとりはポリネシア系とのハーフと思われる大柄な少年で、上下揃いの豹柄のシャツとハーフパンツといういかつい服装に加えて、手足は洋彫りと先祖の名と思われるレタリングタトゥーに埋め尽くされ、直情的な上がり眉が明確な凶暴性を示していた。
「コイツらは中野さんの舎弟だ。つまり、菱形会の構成員ってことだ。もう逃げらんねぇんだからお前、妙な気起こすんじゃねぇぞ」
ふたりともかなりの美少年だったが、どこか黒光りするような人工的な綺麗さに啓子は萎縮を強くした。仮にこの場所に立ちんぼとして立ち、彼らが声をかけてきてもきっと応じないだろう。やっぱり相手が学だったからこそこの身を捧
「んぐぅぅっ…!」
突然、金髪の少年が啓子のみぞおちに回し蹴りを見舞う。呼吸が出来ず粘った唾液を垂らしてうずくまる啓子に、糸のように細めた瞳でニッコリ微笑みかけてくる。
「あー、メンゴ。何か清楚系っぽい真っ直ぐな目ぇされたんでキモくてつい」
「それ分かるわぁ!あたしもさっきボコっちまったもん」
「そうかぁ?俺、最近ビッチとしかヤってねぇからこういう地味な女見ると勃起が収まんねぇんだけど」
不良少女は顔をクシャクシャにして微笑みながら、白い歯を見せるチンピラ少年たちのスネをじゃれるように軽く蹴った。
「おしっ、小屋に連れてけ。あたしをコマした時みたいにコイツやんぞ!」
啓子は浮かぬ顔の熟女たちに両脇を抱えられ、スナック通りを海の方へ歩かされた。若きアウトローたちはその後を、監視するようについてきた。
「あぅっ…!」
啓子は国道沿いの砂浜にポツンと立つ木造の倉庫の中へ放り込まれ、床に這った。中には漁師が使う網や浮き具などが積み置かれ、鼻を突く磯の香りが立ち込めていた。
困惑した様子で互いを見合っている熟女ふたりについ助けを乞うような視線を送った途端、
「あっ…」
いきなり半笑いの鬼女にナイフで左頬を切りつけられた。
徐々に頬が火照り、首と胸元に温泉のようなとろみのある熱さを感じた直後、
「い、痛っぁぁぁいっ…」
鋭く深い激痛が走った。
やはりこの女はまともではない。あの場所で客を取った訳でもないし、ただぶつかっただけでここまでするとは…。
少女のあまりの道徳心と知性の欠如に、啓子の口中はますます生臭い死の香りを発する。そして、こんな出会いを連れて来た潮風を今さら呪った。
「コイツらは中野さんの舎弟だ。つまり、菱形会の構成員ってことだ。もう逃げらんねぇんだからお前、妙な気起こすんじゃねぇぞ」
ふたりともかなりの美少年だったが、どこか黒光りするような人工的な綺麗さに啓子は萎縮を強くした。仮にこの場所に立ちんぼとして立ち、彼らが声をかけてきてもきっと応じないだろう。やっぱり相手が学だったからこそこの身を捧
「んぐぅぅっ…!」
突然、金髪の少年が啓子のみぞおちに回し蹴りを見舞う。呼吸が出来ず粘った唾液を垂らしてうずくまる啓子に、糸のように細めた瞳でニッコリ微笑みかけてくる。
「あー、メンゴ。何か清楚系っぽい真っ直ぐな目ぇされたんでキモくてつい」
「それ分かるわぁ!あたしもさっきボコっちまったもん」
「そうかぁ?俺、最近ビッチとしかヤってねぇからこういう地味な女見ると勃起が収まんねぇんだけど」
不良少女は顔をクシャクシャにして微笑みながら、白い歯を見せるチンピラ少年たちのスネをじゃれるように軽く蹴った。
「おしっ、小屋に連れてけ。あたしをコマした時みたいにコイツやんぞ!」
啓子は浮かぬ顔の熟女たちに両脇を抱えられ、スナック通りを海の方へ歩かされた。若きアウトローたちはその後を、監視するようについてきた。
「あぅっ…!」
啓子は国道沿いの砂浜にポツンと立つ木造の倉庫の中へ放り込まれ、床に這った。中には漁師が使う網や浮き具などが積み置かれ、鼻を突く磯の香りが立ち込めていた。
困惑した様子で互いを見合っている熟女ふたりについ助けを乞うような視線を送った途端、
「あっ…」
いきなり半笑いの鬼女にナイフで左頬を切りつけられた。
徐々に頬が火照り、首と胸元に温泉のようなとろみのある熱さを感じた直後、
「い、痛っぁぁぁいっ…」
鋭く深い激痛が走った。
やはりこの女はまともではない。あの場所で客を取った訳でもないし、ただぶつかっただけでここまでするとは…。
少女のあまりの道徳心と知性の欠如に、啓子の口中はますます生臭い死の香りを発する。そして、こんな出会いを連れて来た潮風を今さら呪った。

