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正義と道徳のアクメ
第4章 少女の分泌液の甘さは望まぬ挿入の苦しみをいくぶん慰めた!
 この小屋のどこにも見当たらないのに、石油ストーブの匂いが鼻をついた。と同時に、祖父母の家の納屋に軟禁されて激しい折檻を受けた時の記憶が蘇り、根拠不明な安堵感を伴う諦念に包まれる。これが死に際なのか…と直感的に感じた。
「あぁっ、はぁんっ…!ケントぉ、そいつギャンギャンうるせぇからポコチンで塞ぎな…」
「はぁい」
 金髪の少年はズボンを脱ぎ、綺麗に陰毛が処理された親指大の肉塊を露出させた。それを歯を喰いしばる唇に押し込んできて、いやいや啓子は口内へ迎え入れる。
「カオさん、見て見てっ!コイツ自分から俺のチンコしゃぶってきたぜっ!」
「んふふっ…あたしん時と同じじゃねぇか…あぁっ…もっと強く吸えって…」
 口の中に冷徹なチンピラに似つかわしい、苦味と塩気の混じった男性器の味が広がる。
「んんっ!んぐぅぅっ…!」
 その時、中間地点に停留していた巨大なペニスが終点まで一気に入線を果たす。魂を裂かれた啓子はついに、唇の脇から泡をこぼして白目を剥いた。
「どけっ!」
 ヤクザの愛妾は小ペニスをしゃぶらせているサイコパスをどかせ、気を失った上納品の顔に和式便器を跨ぐようにしゃがんだ。
 そしてナイフの刃でぺチぺチとその首筋を叩き、
「おい…起きろ!起きて舐めろっ!」
そう命じた。
 首元の冷ややかさと未熟な桃の皮のような酸味に覚醒した啓子は、呼吸と視界を塞がれた暗黒の最中にいた。
「舌出せっ…あたしのマンコ舐めろっつってんだよ!さっさとしねえと殺すぞっ…」
「んぶっ…んぁぁっ…んぅっ…」
 啓子は自身の置かれた状況をどうにか理解したものの、どうして良いか分からずむせ返る果香に耐えながら道なりに舌を動かしはじめた。
 南北に塹壕が通り、南端には湖が、北端には小高い丘があった。次第に自身の持ち物に見立てて南端に舌を挿し込み、北端を弾くように舌を躍動させた。少女の分泌液の涼しい甘さは、正中を引き裂く挿入の苦しみをいくぶん慰めてくれた。
「あんっ…あぁ~んっ!気持ちぃっ…んぁ!気持ちぃのぉぉ~っ!」
 少女はこれまでとは打って変わって鼻にかかった嬌声を張り上げ、切なげにひそめた眉頭で天井を仰いだ。その唇と突き出した乳頭を、ふたりの熟女がかわるがわるに吸う。少女の表情は春風に開いた花のように緩み、狂気などどこかへ霧散していた。
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