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正義と道徳のアクメ
第1章 とても言葉に出来ない箇所に彼女の舌が這い回ってるんだ!
 私は男をキツく睨んだ。憎いからではなく、手心を加えないように。このままちゃんと目的を遂行できるよ…
「んっ…!ぐぅぅぅぅっ…!」
 道半ばでつかえていたモノが奥までズルン…と滑り込むと、男は身体を支えていた両腕をつんのめらせて私に折り重なってきた。
「ごめんっ…ほ、本当に大丈夫…?」
 声など出せる訳もなく、とりあえずただ頷く。自分が今どんな顔をしているのか気にする余裕なんてない。身体を縦に裂かれた痛みを、その張本人を内側から八つ当たりのように締め上げることで必死に紛らわす。だけど、
「お…奥まで挿入ったみたい…おめでとうございます…」
「そ、そんな…」
これだけはどうしても言いたくて、かすれ声で絞り出す。
 男は目を白黒させ、どこか申し訳なさそうに結合部をじっと見下ろしている。罪悪感なんて抱かなくったっていいのに。
(でも、こんな綺麗な男の人が立ちんぼを買うなんて…)
 私は二十七歳の誕生日を迎えたばかりの昨晩、意を決して有名立ちんぼエリアへ立った。や否や、すぐにこの男が声をかけてきた時のことを思い出していた。
 「綺麗」だと思ったのは姿形の話じゃない。どこか世間ズレしていない、あらゆる理不尽に到底迎合出来ないような、世の中に飛び交う流れ弾を全て受けて傷だらけでなお立っているような綺麗さだった。悪く言い換えると愚鈍そうというか。
 けれど、成人男子とは思えないほど黒く澄んだ瞳は素直に綺麗だと思った。あと、全くスーツが似合っていないところも。
「ね、動いて下さい…」
「で、でも…」
 私は男のカサついた頬に両手を添えた。どうしてついさっき知り合ったばかりの相手にこんな親密な行動が取れるのか自分でも不可解だった。
「私、子供の頃から立ちんぼに憧れてたんです」
「えっ…?」
「ある女性ライターさんのエッセイを親に隠れて読んで。その方は十代の頃に立ちんぼをしてたんですけど、その経験から男性をひと目見ただけで信用出来るかどうか分かるようになったって書かれてて。凄い生命力だなぁって…」
「あぁ…」
「だから昨晩、思い切ってあの場所に立ってみたんです。当たり前ですけど怖くて心細くて仕方なくって…もう帰ろう、いや、立とうって決めたんだし帰れない…なんて思ってたらすぐあなたに声をかけられて。で、この人にしようって思ったんです」
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