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正義と道徳のアクメ
第5章 女上司の性器からは畳や襖のような風情ある芳香が立ちのぼる!
 学は自らの甘さを振り切るように、愛してもいない男の子種を放つべく腰を小刻みに叩きつけた。
「ね、ねぇっ…!」
「………」
「ねぇってば!」
「何だっ…?うるっせえなぁ…」
 美鈴は湯に蒸しあげられた顔を、釣り鐘のように揺れる双乳の脇から覗かせた。その表情は上下さかさまながら、いつも学を激しく叱責する直前に見せる激しさを伴っていた。
「キスくらい…してよ…」
「な、なぜっ…?どうして俺が貴様にそんなことをしなくちゃならないんだ!」
「それが…正しいセックスのやり方だって聞いたことあるから…」
 ヘの字に歪む肉厚の唇が、己に口づけを求めている。あまりに単純で強烈な性的魅力に、学はもうひとつ怒張に血液が流入する感覚を覚えてしまう。
 だが学は要求を無視し、結末へ急ぐべく抽送のスピードをさらに上げた。
「そっ、そんなに嫌っ…?あぁんっ…そんなに嫌いかなぁ…セックスは出来てもキスはしたくないってくらい…」
 熱い血で膨れた美鈴の唇が別の生き物のようにこの大浴場の宙に浮く。
(うっ…まただ…ちくしょうっ…!)
 港町で啓子が男前のチンピラどもに組み敷かれ、可憐な唇をいいように唾液に汚されている光景がまたもや過剰な臨場感をもって蘇る。
「くっそぉぉっ…!ちくしょうがぁっ!」
「あぁっ…!な、何よぉっ?」
 学は串を引き抜くと美鈴の身体を反転させ、差し向かいに納刀し直した。口づけの期待にかられた若きエリートが膨らます唇に、落伍者は毅然と横顔を向ける。まだ生々しく血を滲ませる右頬の傷跡に、元上司はそっと唇で触れた。
 バチャっ…バシャンっ…と浴槽の湯を干上がらせん勢いで、何度も何度も身体をぶつけ合う。その様子は傍から見たら、熱に浮かれた新婚夫婦が仲睦まじく求め合っているように見えただろう。
「はぁぁんっ…!うぁっ…ご、ごめんなさいっ…」
「何がだ…」
「許してっ、ごめぇん…今まで、本当にごめんなさい…」
「知るかっ!」
「んあぁぁ~っ!ご、ごめんね圭くん…姉さんねっ…?うあぁっ!圭くぅぅぅんっ…!」
 そして学は、ついにこの世で最も憎むべきひとりである女の生殖器官を自らの遺伝情報で汚した。
 高島美鈴はこんな形で突然迎えた破瓜と生まれて初めての絶頂の目まぐるしさに崩れ落ち、口元まで湯の中へ沈んだ。
 その頃、男湯の脱衣所に人影があったことにはふたりとも気づいていなかった。
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