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正義と道徳のアクメ
第6章 言え!あの男のモノよりもこっちの方がイイと言えっ!
 代表はそこへ腰を寄せ、白いブラウスの背の線を断ち切るようにいきなり肉柱で串刺しにした。
「うぁぁっ!ま、学さんっ…コレっ…変っ…」
 これまで男柱と触れ合っていなかった未開の壁面を削られ、女囚は獅子舞のごとく髪を振り乱した。男を知ったばかりの肉体を駆け昇る初々しい律動は、これまでの正義と道徳をまとめてすり潰すほどの酩酊へと誘った。
 窓のない『鶴の間』の中で行き場を失った幼い嬌声がわんわんと反響する。
「言え!」
「なっ、何を…んあぁぁっ!」
「あの男のモノよりもこっちの方がイイと…言えっ…!」
「嫌っ…!い、言えな…あぁうぅんっ!」
 支配者は腰にさらに左寄りの捻りを加え、生娘なみに過敏な性感帯へ歴戦の肉傘をぶつけた。啓子は充血した鼻頭で天井を指し示すほどに身を跳ね上げ、破廉恥な要求に耐え忍んだ。
「言えっ!言わないと君の条件は飲まないぞ…!」
「うぅぅぅっ…いっ…あ…くぅっ…や…ですっ…」
「思いのままに言ってしまえ…だって、男が欲しくて狂う一歩前だったんだろ?我慢など出来ない筈だぞ…」
 頑固者はヨダレを撒き散らし、床のカーペットへ十本の爪をしっかと立て、突き出した舌をパイル糸に擦り当ててギリギリのところで踏みとどまった。
 パンっ!パぁンっ!と無機質な鞭音が壁面から重なるように跳ね返る。啓子の身体はその律動に押されてカーペットの上を前進してゆく。
「んくぅぅっ…!あぉぅっ!あ、あぁぁぁっ…!」
 そして余動なく直角に絶頂を果たすと、クタリ…と床へしおれ落ちた。
 代表は啓子の小さな背中へ折り重り、耳たぶに前歯を喰い込ませた。啓子は顔をもたげたままピクンと小柄な身体を跳ねさせた。
「いいだろう…じゃあ早速、今晩チャンスをやる…だが、君の思う通りになるかどうかは彼次第だぞ…」
「あ…うっ…あぁ…」
(想像以上の逸材だな…この綺麗さと頑なさ…かなり川上氏に“ウケる”ぞ…)

 その頃、
「き…貴様はいったい何をしてるんだ…!」
露天風呂の岩湯に膝を浸して立つ学の肉棒に、高島美鈴は従順そうな上目遣いで丹念に唾液を塗り込んでいた。
「私…あなたのこと好きだったのかも…でも、これからはずっと一緒だね?んふふっ…」
「や、やめろっ…離れろぉっ!」
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