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正義と道徳のアクメ
第1章 とても言葉に出来ない箇所に彼女の舌が這い回ってるんだ!
「私も…。最初はものすごく緊張してたのに途中から何にも考えずに話せてて…こんなこと初めてだから不思議で…あと、思ったまま話すことがこんなに気持ちいいんだって知りました」
「あ、それ俺も…」
「それから、セックスも…うふふっ」
 学生か新社会人のものと思われる「誰か持って帰ってよぉ~っ!」という若い女の声が、ホテルの窓越しに聞こえてきた。
「何で」
「どうして」
 またもや会話が鉢合わせになり、今度は男が女に手のひらを差し出す。
「どうして、立ちんぼなんか買おうとしたんですか?」
 男はあぐら座の足の左右を組み替えた。
「俺も、死のうとしてたんだ…」
 女はただ続きを待った。
「誰でもいいから最後にセックスをしてみたい…って思って。でも、立ちんぼを選んだのには理由があって…」
「うん」
「子供の頃、近所のゴミ置き場に捨ててあったある舞台俳優の自伝本を隠れて読んでさ。その人は何の宛もなく上京して不安で病んじまった勢いで立ちんぼで童貞を捨てるんだけど、その時の女性が生涯忘れられないくらい素敵だった。って書いてて。で、俺も。って思ってあの場所に行ったら、君が…」
「啓子です」
「あっ、俺は学…です…」
「ふふっ、いかにも学さんって感じ。似合いすぎ」
「あの場所に啓子さんがいて。どうしてこんな綺麗な子がこんな場所に…って思って迷わず声をかけ…」
「嘘だ」
「嘘じゃない!」
 突然の大声に驚く啓子の手を、学は無骨に掴む。
「本当に、世間の…その辺の女どもとは全く違うんだ…」
「同じ」
「え…?」
「私も同じこと思ってました。どうしてこんな綺麗な人が…きっと、ずーっと正しく生きてきたような人が立ちんぼなんか買うんだろう?って…きゃっ!」
 そしてそのまま、汚れたシーツの上へ押し倒した。
「あ…あの、もう一回…させてくれないか…?」
 啓子は黒く瞳を細めた。
「うふふっ、何回でも。ただし、セックスと同じくらい気持ち良いことにも付き合ってくれればですけど…」
「あぁっ、もちろん!」

 こうして学と啓子は朝まで求め合った。そして、魂を喰らい合うように徹底的に本音で喋り倒した。
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