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欲求不満人妻・淫らに犯されて快楽堕ち。オリザ32歳の痴戯痴態
第6章 余韻から現実へ
オリザと齋藤の間に妙な空気が流れた。オリザが焼けた肉を次々に齋藤の皿に乗せていった。それが、齋藤には、『あなたとは一緒に食べる気がしない』と言われたように感じていた。オリザはそもそも食が細く、焼肉も嫌いではないが、量を食べるタイプではない。あとは、石焼ビビンバを食べて終わりという感じだった。

互いに沈黙が続いた。気まずい空気。齋藤が食べ終わると、オリザが、

「送るわ。どこがいい?」

と、言いながら席を立ち、支払いを済ませた。店を出てコインパーキングに駐車したオリザの車の前で齋藤が立っていた。オリザがリモコンで施錠を解錠すると、

「マンションまで送ってもらえると助かります」

と、齋藤が言った。

「わかったわ」

オリザが返事をして、運転席に乗り込むと、齋藤も助手席に乗り込んだ。オリザが住所を聞くと、齋藤が答えた。あの沿線の始発駅の近く。渋滞がなければ、小一時間で付く距離。

オリザが車を走らせる。

「オリザさん。僕のことが嫌いになったんですね」

確認するように齋藤が話した。

「違うわ。ただ、彼女がいる男性に手を出すべきではなかったと反省しただけ。久しぶりにというか、生まれて初めてイケたから、それは感謝しているわ」

オリザが頬を染めながら、信号待ちの間に答えた。

「そうですか。僕も最後のフェラチオ、生まれて初めて感じましたよ。だから、止まらなくて大量放出しました」

齋藤が笑った。

「咲良ちゃんはしてくれるのよね?」

オリザが聞くと、

「最初と最後だけです。勃たせるためと、終わってからお掃除する感じです。オリザさんみたいに飲んでくれることなんて一度もなかったし、一度、口の中で出たら、ひどく怒って、あれ以来、勃つまでと決めています」

と、齋藤が苦笑いした。

「そういうところが、もしかして不満なの?」

オリザが聞くと、

「それもあります。それだけではないですが」

と、齋藤が言葉を濁した。

「咲良ちゃん、齋藤くんのことが、好きなら、齋藤くんが喜ぶこと、してくれそうなのに」

オリザが首を傾げると、

「ですよね。最近、やたらと僕のことを『彼氏』と友達に紹介するようになって、そのくせ、エッチ以外は適当という感じなんですよ。なんというかな、自分が気持ちよくなることには貪欲なのに、僕が気持ちいいかは、無頓着な感じで」

と、齋藤が愚痴った。
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