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欲求不満人妻・淫らに犯されて快楽堕ち。オリザ32歳の痴戯痴態
第6章 余韻から現実へ
「それは、あまりいいことではないわね。エッチってお互い様の精神が必要なのに。気持ちよくしてもらったら、気持ちよくしてあげるってそういう気持ちは大事だと思うわ。咲良ちゃんには、それがないと思うのね?」

と、オリザが確認すると、

「そうなんです。今更かもしれませんが、咲良と上手くいっていれば、今日のようなことはなかったかもしれません」

と、齋藤は、苦笑いした。それはそうかもしれないとオリザも思った。自分も齋藤も両方が欲求不満だったということ。そもそも、不倫とか浮気というのは、そういうことかもしれない。ということは、夫が浮気したのも、自分に何か落ち度があったのかもしれないと、オリザは思い返してみた。確かに、あのころ、夫が求めていたことに応えられていなかった。夫は不思議の国のアリスのコスプレの次は、とある女子高の制服を手に入れてきて、オリザに着るように求めていた。

さすがに、25歳にもなって高校生の服装は抵抗感があったし、夫が完全にロリコン趣味があるとわかって幻滅したこともあった。それを断ったあたりから、夫は拗ねている感じがあった。そして、それこそ、この間まで女子高生だった18歳の浮気相手とエッチするようになって、子供ができた。

アレを応じていれば、夫は浮気しなかったかもしれない。齋藤と咲良の場合は、たぶん、マンネリ化が原因かもしれない。

「最初はエッチに対する探求心があって、良好な関係だったけど、それが減退して、咲良ちゃんは、自分が気持ちよくなることばかり考えているってことなのね。それは、はっきりと声に出して伝えた方がいいわよ」

オリザは自分の反省も込めていった。夫が、もっと、強く求めてくれれば、考えたかもしれない。でも、夫は、妻に、女子高生の格好のコスプレを恥ずかしさもあったのか、強くは言わなかった。オリザはそれで終わったと思っていたけど、実は、終わっていなかった。夫は代わりを探していた。オリザの言葉を聞いて、

「声に出してですか?」

と、齋藤はどう言えばいいのかわからないのか、生返事のようにも聞こえる回答だった。

「そう。いろいろ提案して見たら?咲良ちゃんがしたくなるようなエッチな内容。たとえば、コスプレとか?」

オリザは言ってしまってから、自分が夫のアレに引きずられていることに気が付いた。
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