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欲求不満人妻・淫らに犯されて快楽堕ち。オリザ32歳の痴戯痴態
第6章 余韻から現実へ
「コスプレですか?」

と、齋藤が驚いて聞いた。

「あくまでも、例えばの話。私は夫に求められたことがあるわ。不思議の国のアリスは話したけど、他にもセーラー服とか女子高生みたいな服を着て欲しいとか。でも、断ったわ。それからなのよ。夫が浮気するようになったのは」

オリザが苦笑いをした。車は渋滞に巻き込まれて動かないから、話す時間は結構、ありそうとオリザは思った。

「セーラー服とか、女子高生みたいな服って、ブレザーとか、ジャンパースカートとか?」

齋藤は聞きながら、似合うだろうな、と思った。そう、7年前ではなく、今でも。それくらい童顔。丸顔につぶらな瞳。黒髪の前髪。女子高生は無理でも、女子大生が大学祭でコスプレしているのと遜色は無さそうな気配すらあった。

大学卒業以来、働いたのは数か月。結婚後は働くこともなく、家事だけの生活。それも、子供がいないこともあって子育てはなく、食事も夫の不在が増えると外食がメインになり、食べたいときだけ、食材を買ってきて調理するくらい。ある意味、気ままで、ノンストレスで10年を過ごしてきたオリザ。世間の同世代より格段に若く見えるのは間違いなかった。

「そう。いろいろな私学の女子高とかの制服をどこで手に入れるのか知らないけど、持って帰ってきては、着て見ろって言われて、着替えたことがあったわ。まるで、お人形さんみたいに着替えたわ。夫は、似合うと言って、元気になっていたけど。着ているこっちは、いくらい家の中とはいえ、恥ずかしかったわ」

信号が変わりアクセルを踏みながらオリザが話した。当時を思い出したのか、微かに頬が赤かった。そんなオリザを見て齋藤は、魅惑的だと感じた。セーラー服を着て、こんな表情で見つめられたら、と想像するだけで齋藤の海綿体は反応していた。

齋藤の愛車もミニクーパー。でも、年式が違うとここまで進化するのかというほど、オリザの最新型と、齋藤がミニクーパー専門の中古店で買った車とは違った。それでも雰囲気は似ていた。

「僕もミニクーパーに乗っているのですが、新しいミニクーパーはいいですね」

齋藤がオリザの興味を引こうと話したが、

「そう?わたし、車はわからないから。これも夫の好みだから」

と、オリザが失笑した。英国趣味は全部、旦那なのだと齋藤は実感した。
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