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欲求不満人妻・淫らに犯されて快楽堕ち。オリザ32歳の痴戯痴態
第1章 痴漢されて
軽い気分のアバンチュール。若い男の胸板に頬を寄せたくらいと夫に言えるか?夫は浮気相手との間に子供まで作っている。それを見て見ぬふりをしていたけれど。夫もバレていることは薄々感じている。あの映像くらいで何か言うだろうか。

思い出して見ても、電車内は、ある程度、混んでいた。ただ、満員電車ではなかった。動けるのに、動かなかった。それが問題。

言い訳はできる?思い出して見ると、そう、目をつぶっていた。オリザの癖だった。男に甘えるとき、目を閉じる。目を閉じるのは、オリザにとっては『好きにして』という誘いだった。それは、昔から。目を閉じると、男はキスをする生き物。だからか、いつの頃からか、そんな風にして甘えてきた。

今回も、目を閉じて、齋藤の心音を聴くように頬を寄せていた。「朝の電車内で眠たかった」という言い訳は通用するだろうか。夫には、「お前はどこでも寝られるから羨ましいよ」と、言われた記憶がある。それも一度や二度ではなく。たしかに、どこでも寝られるし、すぐに寝られるというか寝てしまうのがオリザの特徴ではあった。

今回は、何かあったら、それを利用して言い訳するしかない。そうオリザは心に決めて、自分を落ち着かせて、トイレを済ませると、トイレットペーパーとハンカチで気になるところを拭いて、個室を出た。

洗面の鏡を見た。自分の顔が映る。

「大丈夫」

オリザは、声に出して自分に言い聞かせ、化粧を直して、トイレを出た。トイレの前の壁に凭れて立っていた齋藤が駆け寄ってきた。

「大丈夫ですか?」

齋藤に会釈して、周囲を見回した。ゴルフに行くのか、ツアーバッグを持った定年退職後のオジサンやスーツケースを持っている中国系か韓国系の旅行中の家族などが通り過ぎていくだけで、痴漢グループのメンバーらしい人影はなかった。

「大丈夫よ」

と、答えたが、齋藤と一緒にいるのはリスクが高い。痴漢グループのメンバーだけじゃなく、夫が離婚を考えるなら、弁護士や、弁護士が雇った探偵などがいるかもしれない。

夫が離婚を考えているのはわかっている。浮気が子供ができてから本気になっている。一度、真面目に齋藤と話をした方がいいと思った。

「大学は大丈夫?」

と、オリザが尋ねた。いつもの時間は過ぎてしまっている。
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