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欲求不満人妻・淫らに犯されて快楽堕ち。オリザ32歳の痴戯痴態
第1章 痴漢されて

今のところ、夫は夫としての責務を果たしてくれているし、浮気相手が産んだ子供に対して父親としての責務を果たしている。浮気自体を許すつもりはないけれど、責任を果たしているから取り立てて自分からは言わないというオリザのスタンス。それを夫もわかっているらしかった。
だから、敢えて離婚話は出てこなかった。
ある頃から夫が、
「俺がいないとき、寂しくはないか?」
と、聞くようになった。
「どうして、そんなことを聞くの?」
と、オリザが聞くと、夫は黙り込んでしまう。それがあるとき、
「俺がいないときは友達とか呼んでもいいんだぞ」
と、言ってオリザの顔色を窺ったことがあった。オリザは溜息を吐いて、首を振った。夫は自分が他所に浮気相手とその子供との生活を持っていることが後ろめたいのか、本当にそのように思っていたのか、
「男友達でもいいんだぞ。俺がお前を満足させれていないのはわかっているから、他の男に抱かれたからと言って目くじらは立てない。ただ、俺が帰る場所はお前のところだけだ。俺が愛しているのはお前だけだ」
と、言っていた。要するに、オリザが浮気に目を瞑ってくれているから、夫もオリザの浮気に目を瞑るということだったのだとオリザは理解している。夫は家に男を呼び込むことを容認している。だからと言って、夫以外を愛する訳にはいかない。夫は、建前だけなのか、本音なのかわからないが、『愛しているのはお前だけだ』と言っていたのだから。
オリザは、齋藤に抱かれることを想像した。身体だけの関係なら夫は何も言わないだろう。だとしても、あの映像は拙い。心を許しているという雰囲気が伝わるから。
オリザは夫と違い、身体だけの関係のような器用なことはできない。まず、心が動いてしまう。だから、痴漢被害という形なら問題ないと思った。なぜなら、痴漢に恋愛感情を抱くことなどないから。
実際、囲み痴漢に遭って、痴漢グループの誰かに恋愛感情など抱いていない。夫にも言い訳ができる。痴漢の被害に遭っただけだと。夫だって、痴漢に対して恋愛感情がないことくらいわかってくれる。
しかし、齋藤の存在は計算違いだった。あのSNSのコミュニティ。本当にあのコミュニティの趣旨通りのユーザーがいるとは思っていなかったのに、齋藤は真面目に痴漢撲滅を考えていた。
大学の講義が無くてもガードするくらいに。
だから、敢えて離婚話は出てこなかった。
ある頃から夫が、
「俺がいないとき、寂しくはないか?」
と、聞くようになった。
「どうして、そんなことを聞くの?」
と、オリザが聞くと、夫は黙り込んでしまう。それがあるとき、
「俺がいないときは友達とか呼んでもいいんだぞ」
と、言ってオリザの顔色を窺ったことがあった。オリザは溜息を吐いて、首を振った。夫は自分が他所に浮気相手とその子供との生活を持っていることが後ろめたいのか、本当にそのように思っていたのか、
「男友達でもいいんだぞ。俺がお前を満足させれていないのはわかっているから、他の男に抱かれたからと言って目くじらは立てない。ただ、俺が帰る場所はお前のところだけだ。俺が愛しているのはお前だけだ」
と、言っていた。要するに、オリザが浮気に目を瞑ってくれているから、夫もオリザの浮気に目を瞑るということだったのだとオリザは理解している。夫は家に男を呼び込むことを容認している。だからと言って、夫以外を愛する訳にはいかない。夫は、建前だけなのか、本音なのかわからないが、『愛しているのはお前だけだ』と言っていたのだから。
オリザは、齋藤に抱かれることを想像した。身体だけの関係なら夫は何も言わないだろう。だとしても、あの映像は拙い。心を許しているという雰囲気が伝わるから。
オリザは夫と違い、身体だけの関係のような器用なことはできない。まず、心が動いてしまう。だから、痴漢被害という形なら問題ないと思った。なぜなら、痴漢に恋愛感情を抱くことなどないから。
実際、囲み痴漢に遭って、痴漢グループの誰かに恋愛感情など抱いていない。夫にも言い訳ができる。痴漢の被害に遭っただけだと。夫だって、痴漢に対して恋愛感情がないことくらいわかってくれる。
しかし、齋藤の存在は計算違いだった。あのSNSのコミュニティ。本当にあのコミュニティの趣旨通りのユーザーがいるとは思っていなかったのに、齋藤は真面目に痴漢撲滅を考えていた。
大学の講義が無くてもガードするくらいに。

