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欲求不満人妻・淫らに犯されて快楽堕ち。オリザ32歳の痴戯痴態
第1章 痴漢されて
「していないというほどではないけど、月に一度くらいかしら」

と、失笑すると、

「そうなんですね。夫婦ってもっと頻繁にするものだと思っていました」

と、真面目に齋藤が反応していた。

「そうね。世間的には、週に一度とか二度とかいうわ。夫は違うけど」

と、苦笑いした。多分、浮気相手とは、それくらいでしているのだろうけど、家に帰ってくること自体が月に一度くらいだから。でも、その度に、夫はオリザを求めていた。

齋藤は黙考しているように見えた。

「齋藤くんは彼女とかいないの?」

以前から気になっていたことを聞いてみた。齋藤はオリザの顔を見て、何かを思い出している風だった。齋藤は、咲良のことを思い出し、

「彼女気取りはいますけど、落ち着きのない動きの多い子なので、僕は苦手で」

と、苦笑した。

「そうなの。大学生?」

と、尋ねた。頷く齋藤。

「だったら、誰でもそんなものよ。彼女気取りね。積極的なのね」

と、確かめるように話すと齋藤は大きく頷いて、

「それが鬱陶しくて」

と、溜息を吐いた。

「ダメよ。そんなことを言ったら。好きな男の子の前でテンションが上がっているだけだと思うわよ」

と、オリザが諭すと、不承不承、齋藤は頷いたが、

「僕は落ち着いて話ができる女性がタイプなので、テンションが高い子は苦手なんですよね」

と、溜息交じりに話して、オリザを見つめた。

「どうしたの?」

余りにも見つめられると、ドキドキしてしまうオリザ。

「旦那さん、いいですよね。というか、贅沢ですよね。月に一度って。僕なら毎晩したくなると思います」

と、齋藤がサラッとぶっちゃけた。オリザは、齋藤の顔を見て、ガッチリとした肩幅を見た。そして、思わず妄想してしまった。オリザの頭の中に『毎晩』という言葉が巡った。

「その女の子とはしたくならないの?」

オリザが聞くと、齋藤は驚いて、

「そういう対象じゃないですよ」

と、笑った。オリザは思った。一途なのは困るのよね。彼女でもいて、片手間で相手してくれる程度なら、遊び感覚で付き合えるし、夫にも言い訳できるのに。

「そうなのね。私は、夫と毎晩でもしたいわ。でも、夫にはほかにも女性がいるから」

と、溜息を吐いたオリザ。この溜息はわざと。
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