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欲求不満人妻・淫らに犯されて快楽堕ち。オリザ32歳の痴戯痴態
第1章 痴漢されて
「そのメガネも知的な感じで」

オリザは目が良くない。裸眼では0.05。メガネ無しでは生活が成り立たない。

メガネは、日常的に使う上に、服装に合わせて色を変えることもあり、ayameという国産ブランド。結婚前は、母親の影響で海外ブランド志向だったオリザですが、今は、国産ブランドが主流になっていました。

「レンズが分厚いですね」

齋藤が話しました。オリザは頷きました。

「視力0.1ない感じですか?」

確認するように話しました。頷いて、

「0.05しかないから」

と、言ってオリザが笑うと、

「それはたいへんですね。メガネがないと霞んで、ちゃんと認識できないのでは?」

と、心配そうに話しました。

「そう。これがないと困るのよ」

オリザは、苦笑いして、首を傾げました。

「そうですよね。今日は、いつもより混みますね」

と、斎藤が話しました。いつもがどれくらいかわからないけど、急に混んできた感じは、オリザにもわかりました。JR線との乗換駅。降りる人もそれなりにいたものの、乗る方が圧倒的に多かったのは、オリザにもわかりました。

さすがに人の圧力が凄いのか、齋藤が腕を前に出して手のひらで扉を押さえ、その間にオリザが挟まれる感じになりました。そう、オリザが圧迫されていないのは、齋藤が扉を押さえて腕を伸ばして空間を作ってくれているから。でも、先ほどよりは、距離が狭くなり、齋藤のジャパンブルーのジャケットの間から見える白いワイシャツ。ま、ワイシャツという言葉自体が、ホワイトシャツの訛りなので、白白シャツと言っているようなものだけど、と、思いながら齋藤の厚い胸板をオリザは見ていました。

ATSが反応したのか、通常ではないブレーキがかかり、車両が大きく揺れました。最近は、若い運転手が多いこともあって、たまに、こういうことがあるのです。オリザは知りませんでしたが、揺れたと同時に、さすがの齋藤も手が滑ったのか、扉を押して支えていた腕が抜けて、齋藤の身体と扉の間にオリザは挟まれてしまいました。

「最近、増えましたね。こういうことが」

と、齋藤が話しながら、腕を扉について、押してオリザと距離を取ろうとしました。
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