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欲求不満人妻・淫らに犯されて快楽堕ち。オリザ32歳の痴戯痴態
第1章 痴漢されて
圧迫が凄いのか、齋藤の力でもなかなか押し返せない様子でした。身体が密着して、オリザは、齋藤のジャケットの間のワイシャツに顔を埋めるような状態になっていました。そこから見上げて、

「無理をしなくてもいいわ。この距離でも大丈夫よ」

オリザが話すと、

「すいません。僕がついていながら」

と、齋藤は苦笑いしました。

「さっきみたいな急ブレーキは、あなたにもどうしようもないことだから気にしないで」

オリザが顔を上げて微笑むと、齋藤は見下ろして、

「まさか、こんな近くで見つめ合えるなんて思わなかったです」

と、齋藤も微笑み返した。視線が絡み合うと同時に、身体も密着して、顔を齋藤の胸板に、胸が腹筋に、重なり合いました。

それでも、齋藤は、腕が曲がった状態でも、扉を手のひらで押して、これ以上、密着しないように頑張っていました。

内心、オリザは、疑って悪かったわ。本気でガードしてくれているのにと、思いました。だから、細かな理由は言わずに、

「ごめんなさい」

と、齋藤に話しました。齋藤は、戸惑う様子がありました。多分、齋藤には、オリザの真意は理解できなかったかもしれません。それでも、

「大丈夫ですか?」

と、齋藤は心配そうにオリザの表情を窺うように見ました。

「大丈夫よ」

オリザは即答しました。齋藤は、胸板に重なるオリザの頬の感触、腹筋に当たるニットのワンピースからはブラジャー越しとはいえ、オリザの胸の膨らみの豊かさが伝わってきて、ドキドキする感覚がありました。

そうこうするうちに、SNSでオリザが降りるとしていた駅への到着が車内アナウンスされました。

「もう、大丈夫ですよ」

と、齋藤がオリザに伝えました。オリザが、

「今日はありがとう。これからもお願いできる?」

と、聞くと、齋藤は嬉しそうに頷きました。齋藤が降りる駅はまだ先。電車が到着すると、齋藤がオリザを抱き寄せるようにして、オリザの後ろの扉が開く際に、服などが巻き込まれないようにしました。

「ありがとう」

重ねてオリザが言って、齋藤が手を振り、オリザは下車しました。扉が閉まり、電車が発車するまで、扉の窓がしにオリザは齋藤を齋藤はオリザを見つめていました。まるで、恋人同士の別れのように。
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