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第6章 余韻から現実へ

咲良。同級生が言うように、確かに、「可愛い」「明るい」「楽しい」女の子だとは思う。童顔で、幼児体形、よく笑うというロリコン趣味の男性ならど真ん中だろう。ただ、斎藤の好みに合致するか？と言われると、違うように感じていた。しかし、オリザもまた、童顔で幼児体形とは言わないが、背が低く、小さい身体。ただ違うのは、身体の大きさに比して大きな胸と尻。やはり大人の女の色気が漂う。咲良の子供っぽい雰囲気とは違う。

しかし、冷静に考えれば、オリザは10歳年上。今、咲良は22歳で、オリザは32歳。その差が大人の色気と子供っぽい雰囲気の差になっているとしたら、咲良の10年後は、どんな感じになるのだろう？

そんなことを思いながら、オリザが待つ主寝室に向かった。オリザは片づけを終わらせていた。水拭きルンバが走り回り、床はサラサラになっていた。

「ランチに行かない？」

オリザが齋藤の微笑みかけながら話した。壁掛けの時計は正午。約4時間が経過していた。齋藤は頷いた。

オリザも、斎藤も、話したいことがあった。そう、今後のこと。

勢いでエッチをしたものの、今後、この関係を続けるのかどうか。