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欲求不満人妻・淫らに犯されて快楽堕ち。オリザ32歳の痴戯痴態
第6章 余韻から現実へ
「旦那さん。滅多に帰宅しないのですか?」

齋藤は驚いた表情で聞いた。滅多というのはどれくらいの頻度を指すのか、それは、人によっていろいろだ。

「そうよ。月に一度くらい。一泊二日くらい」

と、オリザは苦笑交じりに答えた。

「あとの20数日は、あの家に一人なのですか?」

齋藤は聞きながら、あの広い家で、一人で過ごすオリザを思うと、なんとなく、『飼い殺し』という言葉が脳裏に浮かんだ。

「そうよ。でも、街中とはいえ、見た通りの住宅地。地域のコミュニティは高齢化しているけど、ご近所付き合いもあるし、一応、嫁だから、舅姑との付き合いもあるわ。それに、両親も元気だから遊びに来るし」

オリザは明るく答えていたが、齋藤には、その笑顔も明るさも、偽りの仮面のように見えた。

「でも、アレはできないですよね。不満はないのですか?」

と、齋藤が聞いた。と同時に店員が注文した品を運んできた。当然、全てではなく一部。と言っても、結構なボリュームであったが。店員が下がると、

「無いと言えばウソよ。でも、夫からは、適当に遊べって言われていたけど、今回が初めて。そもそも経験が少ないから、あまり必要性も感じていないわ。大学時代に彼氏もいたけど、咲良ちゃんと齋藤くんみたいな感じではなかったわ。一人目の彼氏は年上で、就職活動や卒業研究で忙しかったし、二人目の彼氏のときは、私が就職活動や卒業研究で忙しかったから」

と、オリザが話した。齋藤は聞いて、

「勿体ないですね。僕が彼氏なら、忙しくても疲れていても、オリザさんとなら頑張れる自信がありますよ」

と、笑った。

「かもしれないわね。それくらいの体力はありそうだから」

と、服の上からでもわかる齋藤の逞しい身体を見て、オリザが笑ったが、

「でも、大学時代の私を齋藤くんが好きになったとは思えないわ」

と、続けた。驚いた顔でオリザを見る齋藤に、

「だって、わたし、大学時代は今より更に童顔だったし、細かったから、それこそ、斎藤くんが言っていた咲良ちゃんに近い体形だったから。結婚してから10年近く経って、5キロは太ったわ。そのお陰で、胸も膨らみ、お尻も大きくなって、齋藤くんの言う『大人の雰囲気』というものが、贅肉とともに身についたかもしれないけど」

と、微笑みかけた。
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