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裏切りの騎士は、愛で私を救う
第1章 塔の上

カイルの声が鋭く響いた。
その声に、ヴァルドが眉を上げる。
「……まだ“見せ物”として物足りないのであれば、続けましょう」
「カイルっ……?」
私は彼を見上げる。
その顔は、静かだった。
けれど、その目の奥には、何かが燃えていた。
カイルは静かに、自分の外套を広げ、その上に私をそっと横たえた。
塔の冷たい石の感触から、少しでも私を守るように。
「……今度も抜きますから」
耳元で囁かれる声が、優しく震える。
「中に出さなくても、出したように見せかけます。だから……受け入れた“ふり”をしてください」
私は、そっと頷いた。
そして彼は——
私の中に、再び熱を滑らせてきた。
その声に、ヴァルドが眉を上げる。
「……まだ“見せ物”として物足りないのであれば、続けましょう」
「カイルっ……?」
私は彼を見上げる。
その顔は、静かだった。
けれど、その目の奥には、何かが燃えていた。
カイルは静かに、自分の外套を広げ、その上に私をそっと横たえた。
塔の冷たい石の感触から、少しでも私を守るように。
「……今度も抜きますから」
耳元で囁かれる声が、優しく震える。
「中に出さなくても、出したように見せかけます。だから……受け入れた“ふり”をしてください」
私は、そっと頷いた。
そして彼は——
私の中に、再び熱を滑らせてきた。

