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裏切りの騎士は、愛で私を救う
第1章 塔の上

「だって……あなたが、よかったの。あなたになら、すべてを捧げたいと、ずっと思っていたのよ」
その瞬間、カイルの目が大きく見開かれ、次の瞬間には、私をそっと、優しく抱きしめてくれた。
「……俺は……あなたを、誰よりも、愛しています」
そう囁いた声は、戦のどんな咆哮よりも強くて、私の胸を、涙で満たした。
この塔の中で——
私はようやく、“奪われる”のではない、“与える”愛を見つけたのだ。
「……カイル、もっとあなたが欲しい」
私は彼を見下ろしながら、そっと囁いた。
もう遠慮も、躊躇もいらない。
これは誰に見せる演技でもない——
私が望んだ、本物の抱擁。
カイルの目が揺れる。
その上に私は身体を重ね、自分から——
彼の熱を、奥深くに受け入れた。
その瞬間、カイルの目が大きく見開かれ、次の瞬間には、私をそっと、優しく抱きしめてくれた。
「……俺は……あなたを、誰よりも、愛しています」
そう囁いた声は、戦のどんな咆哮よりも強くて、私の胸を、涙で満たした。
この塔の中で——
私はようやく、“奪われる”のではない、“与える”愛を見つけたのだ。
「……カイル、もっとあなたが欲しい」
私は彼を見下ろしながら、そっと囁いた。
もう遠慮も、躊躇もいらない。
これは誰に見せる演技でもない——
私が望んだ、本物の抱擁。
カイルの目が揺れる。
その上に私は身体を重ね、自分から——
彼の熱を、奥深くに受け入れた。

