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裏切りの騎士は、愛で私を救う
第1章 塔の上

「陛下。それは……お待ちください」
「ほう? カイル。まだ何か用か?」
「この女には、もはや何の権威もありません」
カイルの声は冷徹だった。だが、その奥にある震えを私は見逃さなかった。
「王女ではなく、ただの女です。たとえ陛下が手をつけようと、何の意味もない」
「ふん……なるほど」
ヴァルド王の口元が、ゆっくりと歪む。
「だったら——おまえが犯せ」
「……っ⁉」
その言葉に、私もカイルも凍りついた。
「何でもない女なんだろ?だったらおまえが、自分で穢してみせろ」
カイルの瞳が揺れた。口を開こうとするが、言葉が出ない。
「……嫌か?じゃああの王族たちを引き戻して、お披露目してやる。皇女がどう“変わる”か、な」
「ほう? カイル。まだ何か用か?」
「この女には、もはや何の権威もありません」
カイルの声は冷徹だった。だが、その奥にある震えを私は見逃さなかった。
「王女ではなく、ただの女です。たとえ陛下が手をつけようと、何の意味もない」
「ふん……なるほど」
ヴァルド王の口元が、ゆっくりと歪む。
「だったら——おまえが犯せ」
「……っ⁉」
その言葉に、私もカイルも凍りついた。
「何でもない女なんだろ?だったらおまえが、自分で穢してみせろ」
カイルの瞳が揺れた。口を開こうとするが、言葉が出ない。
「……嫌か?じゃああの王族たちを引き戻して、お披露目してやる。皇女がどう“変わる”か、な」

