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裏切りの騎士は、愛で私を救う
第1章 塔の上

「やっぱり俺が直接抱いてやろう。そっちのほうが楽しそうだ」
私の身体が、ビクリと震えたそのとき——
「待ってください!」
カイルが叫んだ。ヴァルドが、薄笑いを浮かべて振り返る。
カイルは一度だけ、私を見つめた。
そして、唇を固く結び、言った。
「……いいでしょう。俺が犯します」
一瞬、私の心臓が止まった気がした。
彼は、私の前に立ち、ヴァルドに告げる。
「この手で、この女を汚せば、王としての意地も、誇りも、すべて崩れ去るでしょう。
だからこそ、俺にやらせてください。徹底的に。目の前で……!」
「はっはっはっ! それでこそ、裏切り者だ。やってみせろ、カイル。
国を裏切った騎士団長が、皇女を奪う。なんて面白いんだ!」
私の身体が、ビクリと震えたそのとき——
「待ってください!」
カイルが叫んだ。ヴァルドが、薄笑いを浮かべて振り返る。
カイルは一度だけ、私を見つめた。
そして、唇を固く結び、言った。
「……いいでしょう。俺が犯します」
一瞬、私の心臓が止まった気がした。
彼は、私の前に立ち、ヴァルドに告げる。
「この手で、この女を汚せば、王としての意地も、誇りも、すべて崩れ去るでしょう。
だからこそ、俺にやらせてください。徹底的に。目の前で……!」
「はっはっはっ! それでこそ、裏切り者だ。やってみせろ、カイル。
国を裏切った騎士団長が、皇女を奪う。なんて面白いんだ!」

