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冒険者とエルフが織りなす、野性的で官能的な物語。
第2章 再び、深き森へ

都市に戻ったカイランを待っていたのは、虚無だった。酒も、闘技場の歓声も、金も、彼の心の渇きを癒すことはできなかった。彼の脳裏に焼き付いて離れないのは、あの森の匂い。そして、獣のように絡み合ったエルフ、エリアーナの熱と、抵抗する瞳の奥に見た炎だった。
それは呪いであり、同時に祝福でもあった。彼は理解した。自分が本当に求めていたのは、伝説の花などではなかった。あの森そのもの、いや、森の化身であるエリアーナという存在そのものだったのだ。
数日後、カイランは再び〈囁きの森〉の入り口に立っていた。今度は薬の材料を探す冒険者としてではない。ただ一つの目的を持った、一匹の雄として。
森は以前にも増して、彼に敵意を向けていた。だが、カイランの中の獣もまた、大きく育っていた。彼は迷いなく、あの泉を目指す。
エリアーナは泉のほとりで彼を待っていた。まるで、彼が来ることを知っていたかのように。その手には、白木の槍が握られていた。弓では近すぎると、前回の戦いで悟ったのだ。
「また来たのですね、穢れた人」彼女の声は静かだったが、その底には地響きのような怒りが満ちていた。「今度こそ、あなたの心臓を大地に捧げます」
「お前を求めに来た」カイランの答えは、短く、野蛮だった。
言葉はもはや不要だった。二つの影が再び激突する。前回のような探り合いはない。最初から、全てを叩き潰すような全力の応酬。槍が空を裂き、剣がそれを弾く。衝撃が森の空気を震わせた。
だが、二人の間には決定的な差があった。エリアーナの槍には森の怒りが込められていたが、カイランの剣にはただ一つ、彼女を屈服させ、再びその全てを味わい尽くすという、純粋で獰猛な欲望だけが宿っていた。目的が絞られている分、彼の剣は重く、速く、そして無慈悲だった。
ついに、カイランの一撃が槍を砕き、彼は無防備になったエリアーナの体に、嵐のように襲いかかった。
「やめて…!」
悲鳴にも似た抵抗は、彼の耳には届かない。地面に組み伏せられ、前回よりもさらに乱暴に、彼女のしなやかな肢体を覆う服が引き裂かれていく。ビリビリと布が破れる音は、カイランの欲望の咆哮そのものだった。
それは呪いであり、同時に祝福でもあった。彼は理解した。自分が本当に求めていたのは、伝説の花などではなかった。あの森そのもの、いや、森の化身であるエリアーナという存在そのものだったのだ。
数日後、カイランは再び〈囁きの森〉の入り口に立っていた。今度は薬の材料を探す冒険者としてではない。ただ一つの目的を持った、一匹の雄として。
森は以前にも増して、彼に敵意を向けていた。だが、カイランの中の獣もまた、大きく育っていた。彼は迷いなく、あの泉を目指す。
エリアーナは泉のほとりで彼を待っていた。まるで、彼が来ることを知っていたかのように。その手には、白木の槍が握られていた。弓では近すぎると、前回の戦いで悟ったのだ。
「また来たのですね、穢れた人」彼女の声は静かだったが、その底には地響きのような怒りが満ちていた。「今度こそ、あなたの心臓を大地に捧げます」
「お前を求めに来た」カイランの答えは、短く、野蛮だった。
言葉はもはや不要だった。二つの影が再び激突する。前回のような探り合いはない。最初から、全てを叩き潰すような全力の応酬。槍が空を裂き、剣がそれを弾く。衝撃が森の空気を震わせた。
だが、二人の間には決定的な差があった。エリアーナの槍には森の怒りが込められていたが、カイランの剣にはただ一つ、彼女を屈服させ、再びその全てを味わい尽くすという、純粋で獰猛な欲望だけが宿っていた。目的が絞られている分、彼の剣は重く、速く、そして無慈悲だった。
ついに、カイランの一撃が槍を砕き、彼は無防備になったエリアーナの体に、嵐のように襲いかかった。
「やめて…!」
悲鳴にも似た抵抗は、彼の耳には届かない。地面に組み伏せられ、前回よりもさらに乱暴に、彼女のしなやかな肢体を覆う服が引き裂かれていく。ビリビリと布が破れる音は、カイランの欲望の咆哮そのものだった。

