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冒険者とエルフが織りなす、野性的で官能的な物語。
第4章 縛られた森の誓い
カイランが去った後の森は、エリアーナにとって屈辱と修練の場となった。彼女の心は、もはや単なる怒りや混乱ではなかった。それは、一つの覚悟へと変わりつつあった。あの男、カイランという嵐を、今度こそこの森から完全に排除する。そのためならば、エルフの掟が禁じるような、残酷な罠さえも厭わない。
数日間、彼女は森の奥深くで入念な準備を進めた。地面には巧妙に隠された落とし穴を掘り、樹上には巨木を振り下ろす仕掛けを施し、侵入者の五感を狂わせる幻惑の胞子を撒いた。これはもはや、森の守護ではなく、冷徹な狩りだった。
そして、予期した通り、カイランはやって来た。
森に入った瞬間、彼は空気が違うことに気づいた。だが、彼の歩みは止まらない。エリアーナが隠れ家から合図を送ると、仕掛けられた罠が一斉に作動した。
地面が裂け、巨木が唸りを上げて迫る。しかし、カイランの反応は人外の域に達していた。彼はまるで未来を予見しているかのように、コンマ数秒の差でそれらをことごとく回避していく。彼の本能が、エリアーナの知性を上回っていた。
罠が尽きた時、エリアーナは自分の背後に立つ気配に気づき、凍りついた。いつの間に回り込んだのか。振り向く暇もなく、屈強な腕が彼女の体を背後から抱きしめ、押さえつける。
「今度は、逃がさん」
彼の低い声が耳元で響く。エリアーナが抵抗するより早く、彼は手にしたロープで、慣れた手つきで彼女の手足を縛り上げていく。なすすべもなく、彼女は森の古木に後ろ手に縛り付けられた。背後から完全に無防備な姿を晒して。
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