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冒険者とエルフが織りなす、野性的で官能的な物語。
第4章 縛られた森の誓い

カイランは彼女の後ろに立った。エリアーナは屈辱に身を震わせる。
「やめ…なさい…この、獣…!」
その言葉を合図にするかのように、彼は背後から、容赦なくその身を突き入れた。激しい衝撃が、エリアーナの体を貫く。最初のそれは、ただただ痛みと屈辱だった。彼女は嫌悪に叫び、身をよじって抵抗する。
しかし、行為は止まらない。カイランは獣のように、激しく、何度も、深く、彼女を突き続けた。縛られた体では逃げることもできず、背後からの容赦ない猛攻を受け続けるうちに、エリアーナの体は裏切りを始める。痛みと屈辱の底から、抗いがたい熱が湧き上がってくる。
「あ…ぁ…っ、や…ああッ!」
それは、もはや抵抗の叫びではなかった。乱暴に支配される感覚が、彼女の理性を焼き切り、本能を直接揺さぶる。激しい快感が、痛みと混じり合い、脳を痺れさせていく。彼女の叫びは、熱の種類を変え、森の闇に媚態を帯びて響き渡った。
その野性的な行為は、夜が更けるまで続いた。
翌朝。
鳥の声が森に響き渡る頃、二人は木の根元に横たわっていた。ロープは解かれていたが、エリアーナは昨夜の激しい行為の疲れでぐったりとしていた。やがて、カイランが身じろぎをする気配を感じる。
その瞬間、エリアーナは自らの意志で、ゆっくりと体を起こした。
カイランも体を起こし、二人はしばし、じっと見つめ合った。そこに言葉はない。ただ、嵐が過ぎ去った後の、奇妙な静寂だけがあった。エリアーナの瞳には、怒りでも、怯えでも、悦びでもない、何かを問うような色が浮かんでいた。彼女が何かを言おうと、唇をわずかに開く。
それを遮るように、カイランが口を開いた。
「…すまん」
たった一言。それは不器用で、ぶっきらぼうな響きだったが、紛れもなく、彼の口から発せられた謝罪の言葉だった。
カイランはそう言うと、すぐに立ち上がり、森を去って行った。
エリアーナは、その後ろ姿を座ったまま見送った。体に残る痛みと、まだ燻る熱。そして、心に突き刺さった「すまん」という一言。
あの男は、ただの獣ではなかったのか。彼もまた、この狂った宿命に苦しんでいるとでもいうのか。
答えは出ない。だが、彼女の中で何かが決定的に変わったことだけは確かだった。彼女は、カイランという男を、そして自分自身のことを、もう以前のようには見ることができなくなっていた。
「やめ…なさい…この、獣…!」
その言葉を合図にするかのように、彼は背後から、容赦なくその身を突き入れた。激しい衝撃が、エリアーナの体を貫く。最初のそれは、ただただ痛みと屈辱だった。彼女は嫌悪に叫び、身をよじって抵抗する。
しかし、行為は止まらない。カイランは獣のように、激しく、何度も、深く、彼女を突き続けた。縛られた体では逃げることもできず、背後からの容赦ない猛攻を受け続けるうちに、エリアーナの体は裏切りを始める。痛みと屈辱の底から、抗いがたい熱が湧き上がってくる。
「あ…ぁ…っ、や…ああッ!」
それは、もはや抵抗の叫びではなかった。乱暴に支配される感覚が、彼女の理性を焼き切り、本能を直接揺さぶる。激しい快感が、痛みと混じり合い、脳を痺れさせていく。彼女の叫びは、熱の種類を変え、森の闇に媚態を帯びて響き渡った。
その野性的な行為は、夜が更けるまで続いた。
翌朝。
鳥の声が森に響き渡る頃、二人は木の根元に横たわっていた。ロープは解かれていたが、エリアーナは昨夜の激しい行為の疲れでぐったりとしていた。やがて、カイランが身じろぎをする気配を感じる。
その瞬間、エリアーナは自らの意志で、ゆっくりと体を起こした。
カイランも体を起こし、二人はしばし、じっと見つめ合った。そこに言葉はない。ただ、嵐が過ぎ去った後の、奇妙な静寂だけがあった。エリアーナの瞳には、怒りでも、怯えでも、悦びでもない、何かを問うような色が浮かんでいた。彼女が何かを言おうと、唇をわずかに開く。
それを遮るように、カイランが口を開いた。
「…すまん」
たった一言。それは不器用で、ぶっきらぼうな響きだったが、紛れもなく、彼の口から発せられた謝罪の言葉だった。
カイランはそう言うと、すぐに立ち上がり、森を去って行った。
エリアーナは、その後ろ姿を座ったまま見送った。体に残る痛みと、まだ燻る熱。そして、心に突き刺さった「すまん」という一言。
あの男は、ただの獣ではなかったのか。彼もまた、この狂った宿命に苦しんでいるとでもいうのか。
答えは出ない。だが、彼女の中で何かが決定的に変わったことだけは確かだった。彼女は、カイランという男を、そして自分自身のことを、もう以前のようには見ることができなくなっていた。

