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ラブドール♡ 優莉花
第1章 第1章:ラブドール、輝く。
第8話


そのとき、耳元のスピーカーから、低く電子音が鳴った。

「本番ステージまで、あと60秒です」

 

彼女の心に、再び“声”が蘇る。

――「私、どんな応援でも応えるって、言っちゃったから」

ファンとの約束。
誰かの、ひとつの期待に応えるため。
自分という存在のすべてを――委ねるため。

優莉花は、ゆっくりと椅子に腰掛けた。
背もたれが、体のラインにぴたりと沿う。
それが、もう逃げられないことを静かに告げていた。

 

最後の音声が響く。

「感情ゼロチャレンジ、開始します」

 

世界が、無音になる。

まるで呼吸すら止めたような、張りつめた空気。

そのなかで――最初の“振動”が、始まった。

 
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