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夫の上司に手籠めにされる若妻
第1章 凌辱
渡辺のゴルフ焼けした顔が美幸の視界いっぱいに迫ってくる。脂ぎった顔が近づく生理的な嫌悪感と恐怖から、美幸は「嫌ッ」という短い悲鳴を上げながら、咄嗟に顔を背けた。

渡辺は、美幸の小さな抵抗をまったく気に留めていなかった。美幸の頭上から、低い声で威圧するように囁きかけた。

「奥さん…いつまでもそんな態度でいいのか?」

その声は脅しを含んでいたが、渡辺の顔は勝ち誇ったようにニヤついている。渡辺の目には、美幸の動揺と恐怖が、まるで最高の酒のように映っていた。

(ああ、この清楚で貞淑な奥さんが、桜井のために、今、俺の前に横たわっている。すぐにでも手込めにしたい衝動が止められない。桜井のクビと引き換えに、この美しい身体を独り占めできるのだ…!)

渡辺は、美幸が最終的には自分の要求を呑むことを確信していた。美幸の逃げ場のない状況と、夫への純粋な愛を利用して、美幸を完全に支配する喜びに酔いしれていた。

渡辺の冷たい脅しに、美幸の体はさらに硬直した。馬乗りになって見下ろしている渡辺に顔を背けたまま、震える声で謝罪の言葉を絞り出した。

「も、申しわけありません…」

「もう少し、自分の立場というものを考えた方がいいね。ほら、奥さん、こっちを向きなさい」

渡辺は、支配的な口調で命じた。拒否権がないことを悟った美幸は動けなかった。渡辺は美幸の顎を乱暴に掴み、強制的に上を向かせた。

美幸の潤んだ瞳が、渡辺の卑劣な顔を捉えたその瞬間、渡辺は躊躇なく、美幸の唇を奪うように塞いだ。

美幸は、夫以外の男の感触に耐えきれず、両目をぎゅっと閉じ、唇を固く閉じて抵抗した。その顔は、屈辱と恥辱に耐える表情で歪んでいる。

渡辺は、一度唇を離し、美幸の様子を覗き込んだ。

「ほら、奥さん」
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