この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
夜来香 〜若叔母と甥、禁忌の果て〜(改訂版)
第25章 クリスマス・イブ 〜慟哭〜
また叔母をおかずにオナニーでもしようかと思っていると、栞からのLINEにスマホを手に取った。
〘陽翔くん、クリスマス・イブのご予定は?〙
【そんなのあるわけないでしょ…】
思いながら、返事を返していった。
〘特に予定はないですよ〙
先輩にも彼氏が居ないことは知っていた。
クリスマス・イブなんて勿体ぶるワードを使っているが、その日にアトリエが使えるという連絡かもしれないと思った。
だが、先輩からの返信は意外なものだった。
〘デートしませんか?〙
ストレートな文面に少し驚いた。
先輩からデートに誘われるなんて思ってもいないのだから。
先輩との関係は普通ではないと自覚している。
でも、それは二人で絵を完成させる為のパートナーなはずだ。
二人して絶頂し合うことはあっても、恋人に発展していく感じではないと思い込んでいた。
【どういうつもりなんだろ…】
陽翔は少し考えながらも、既読がついている以上あまり待たせるのは失礼に思って急いで返した。
〘僕なんかでいいんですか?、でもうれしいです〙
〘陽翔くんがいいんです。詳しいことはまた連絡しますね〙
〘了解です。楽しみにしています〙
先輩とのやり取りを終えると、もうオナニーする気分ではなくなっていた。
【先輩、受験生なのに余裕だな…。まぁ、頭もいいし、コンクールでも賞取ってるしな……】
先輩は国立の美大の受験を控えていた。
絵を描く為に先輩の時間を使っている身としては、とやかくいうことでもないのだが。
【後でって、どこ行くつもりなんだろ?…】
映画…イルミネーション…テーマパーク…食事…。
誘いに驚いたとはいえ、やはり気になってしまう。
目を瞑っていても、脳裏に栞の裸は想像できるのに、どんな服を着て来るんだろうと考えていた。
【まさか、先輩…僕のこと…】
都合のいい想像をして、頭から掻き消していく。
そして、また叔母のことを考えてしまう。
【結奈さん、仕事忙しいんだよね?…彼氏なんてできてないよね?…】
もし、本当に先輩に告白でもされたら…
陽翔は、それでも結奈のことを想い続けるのか?
あれだけあった自信が揺らぐほどに、時間の経過を感じていた。
「やめた…もう寝よ…」
叔母のことを考え出すと、きりがなかった。
明日からの期末テストに備え、と言い聞かせ、早めに休むことにした。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


