この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • 小
  • 中
  • 大
  • テキストサイズ
夜来香 〜若叔母と甥、禁忌の果て〜(改訂版)
第25章 クリスマス・イブ 〜慟哭〜

今どんな顔をしてるのか?
栞に見せてはいけないと、手を繋いだまま少し前を歩いていった。

【ほんとに僕はだめだな…こんなに良くしてくれる先輩と一瞬なのに…。もう結奈さんのことは諦めなきゃいけないのに…】

「ねぇ、陽翔くん……」

先輩の声に足を止めて振り向いた。
笑顔で…

「なに?…」

【なんでそんな作り笑い……そっか、あの女性(ひと)のことを考えてるのね……。そんな顔をしないでいいの……でもね、私のことしか考えられないようにしてみせるから……】

栞は本心に蓋をして上手に微笑む。

「お昼、何食べよっか?……」

「うん、ちょっと調べてきたんだよ…このモールの中に人気のハンバーガーがあるんだって…お嬢様はハンバーガーは好き?…」

「だから…ファストフードも好きって言ってるでしょ……いいよ、そこにしよ……」

【よかった…栞は楽しそうだ…。そうだよ…僕も今日のデートが終わるまで栞と一緒に楽しむんだ…】

「こっちだよ…」

繋いだ手は指を絡め合う。
エスカレーターでも、先輩を前にして手を離すことはなかった。




「うわ、デカっ…」

運ばれてきたハンバーガーはチェーン店のものよりひと回り以上大きかった。
でも、これは確かに美味しそうだった。
先輩は真ん中に突き刺してある串を外すことなく、ナイフ、フォークで上品に食べていく。
陽翔はバンズを潰すようにしてかぶりついていった。

「美味し、なんか肉肉しいっ…」
 
「ほんとに美味しいね…ふふ…ソースついてるよ……」

先輩が口の端についたソースを指で拭って舐めてくれる。
陽翔は照れながらも、その行為がうれしくて、ようやく素の笑顔を浮かべていた。

「栞はハンバーガーも上品に食べるんだね…」

「だって、陽翔くんみたいに大きな口開けれないよ……」

「そりゃそうか…」

頬張る陽翔が先に食べ終わる。
栞はマイペースで小さくきったバーガーを口に運ぶ。
陽翔はそれをずっと眺めてられると思った。








/543ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ