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夜来香 〜若叔母と甥、禁忌の果て〜(改訂版)
第26章 クリスマス・イブ 〜狂喜〜
「あれ?…川上さん、まだ結奈さんに言ってなかったんですか?…」
川上の素振りを見る限り、悪い話じゃなさそうだった。
【ははぁん…さては、川上……】
クリスマスの予定を振ってのこの反応…結奈はピンときた。
「あの、結奈さん…別に隠してたわけじゃなくて…ここのところ忙しくなってきてたから…折を見て報告しようとは思ってたんですよ…」
川上はこのメンバーで一番落ち着いた性格をしている。
その川上がこの慌てふためきよう…結奈はからかうように言う。
「ふ~ん、で、独り身の私に隠れて…どうしたって?……」
台詞とは裏腹に結奈はニヤニヤしていた。
観念したように川上が口を開いた。
「その彼氏ができまして…学生時代からの友達というか…腐れ縁というか…お互いそんな気持ちなかったんですけど…なんというか、一緒に居て楽っていう感じで…少し前から……あぁ、もう恥ずかしいですよ…」
結奈は恥じらう同僚を見て羨ましいと感じる。
「よかったね…楽しいクリスマスを過ごしなよ……」
「で、結奈さんは?…今年のクリスマスは誰と過ごすんですか?…」
間髪入れずに新田が質問してきた。
ここで一人でなんて言うとまた気を遣わせてしまう。
だから結奈は見栄を張っておくことにした。
「内緒…でもちょっといい感じの男が居るから…たぶんデートかなぁ……」
「じゃあ、三者三様のクリスマスを楽しみましょう!…あ、私今日はそろそろ帰りますね…拓斗のプレゼントの下見に行きたいんで…」
「プレゼントって、まだ解るほど大きくないんじゃないの?……」
和やかな雰囲気で今日は解散となった。

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