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夜来香 〜若叔母と甥、禁忌の果て〜(改訂版)
第26章 クリスマス・イブ 〜狂喜〜
結奈はすぐに鏡の前で眉を描いていく、そして口紅だけを塗った。
唇を紡いで、パッと弾くと…自然と口角が上がっていた。
【思いがけないクリスマス玩具(プレゼント)じゃない……】
着替える時間も惜しいと、ソックスを履いてハーフコートに袖を通した。
財布とポーチだけをバッグに入れて部屋を出た。
とても普段、外出するような格好じゃない。
そんなのお構いなしに、エレベーターで1階まで降りる。
エントランスの自動ドアを抜けると、宅配業者の男がどこかの部屋番号を押していた。
【もしかして、うち?……】
構うことなく、結奈はマンション前に横付けしてあるハコバンに乗り込んだ。
「俺の部屋、汚いけどいいのか?…」
「いいわけないでしょ…前に岩田を送ったラブホ…そこに向かって……」
「わかった…」
ハコバンは相変わらず、ペンキ臭い。
エアコンが効いていて、余計に酔いそうで少し窓を開けた。
結奈は窓側に身体を傾けて、外気に顔を当てていく。
「ねぇ、なんで来たの?……」
エンジン音がうるさい車内で少し声を張るように尋ねた。
「だから…あんたとヤりたくて…兄貴ぜんぜん誘ってくれないし…あんたのまんこが最高に気持ちいいんだ……。兄貴は出稼ぎだから、黙ってたらわかんないだろ…」
【私が密告するとは思わないわけ?……】
「ふ~ん、いいよ…させてあげる……」
言いなりだった岩田に黙ってここまで来たのだ。
小野は岩田に言ったりしないだろう。
【まぁ、私が黙ってればバレることはないか……】
「やった…。俺もずっと忙しかったから溜まってるんだ…」
「ふ~ん……」
【私もだよ……】
結奈は宅配業者とすれ違ったことすら忘れていた。
結奈の経験してきた男の中で最大のモノが、貫きたいとやって来たのだ。
欲求不満に疼いていた身体が熱を帯びていく。
後は会話もなく、結奈は車窓から流れる街並みを眺めていた。
ウインカーを出したハコバンが入口のアーチを潜っていく。
場末とはいえ、クリスマス・イブなのに、ホテルのガレージはほとんどが空室表示だった。
【それはそうか…こんなまだお昼にも満たない時間に……】
小野は一番近い部屋のガレージに車を入れた。

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