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ど変質者 同僚のさやか
第5章 羞恥を嫌がる心、羞恥に疼く肉体
それから暫くは接触と軽めの羞恥責めでさやかを責める俺。
世の中はだいぶ下火になったとは言え、まだコロナの影響を受けていた。
マスク着用の同調圧力はまだ続いているが。
ソーシャルデスタンスなどはかなり緩くなり公共交通機関も依然程ではないがだいぶ人が戻って来はじめていた。

店では仕事に少し変化が。
今までは深夜に搬入していた飲料や常温商品。
それらが午後に搬入される事になったのだ。
それにともないAさんのシフトは十六時までに。
さやかと俺の二人体制だった午後の殆どが三人体制となった。
セルフレジが二台、有人レジが二台のレジ周りだが。
大抵の場合はAさん一人で事は足りる。
さやかと俺は仕事も増えた分、殆どレジに入る事もなくなった。
二人してバックヤードに籠る事も増えた。
さやかも不機嫌そうな顔を取り戻し、僅かにセクハラ耐性も付き始めている。
ここは成長させるチャンスだ。

今日もバックヤードで店内に出し切れない搬入物を棚に収納するさやか。
俺はバックヤードから続くウォークイン冷蔵庫に飲料を運び入れている。
その手を止めて、さやかの方に近づく俺。
また、来た!
といった感じでムスッとした顔でチラッと俺を見るさやか。
そんなさやかに。
「○○さん、ちょっとマスク貸して下さい」
ニヤッと笑いかける俺。
「はぁ、何で!」
当然、怒り嫌がる素振りのさやか。
だが。
「悪いようにはしません」
丁寧な口調だが有無を言わせない俺。
抵抗しても無駄と悟ったのか。
渋々、着けていたマスクを外し俺に渡すさやか。
マスクを受け取ると。
その内側を自分の鼻や口につける俺。
「ひゃっ!気持ち悪い事しないで!」
甲高い声で叫び嫌悪感を顕にするさやか。
そんなさやかに見せつけるように。
さやかのマスクで鼻や口を押さえたまま大きく息を吸う。
「や、やだ!」
本当に気持ち悪いといった感じのさやかの顔。
そんな顔をしているさやかに。
「いい匂いですね」
いやらしく囁きながらマスクを返そうと差し出す俺。
だがさやかは受け取ろとはしない。
当然と言えば当然だ。
だが許さないよ、さやかちゃん。
「ほら、ちゃんとマスクしないと」
からかうような俺の言葉に。
キッと俺を睨みながらも諦めたようにマスクをひったくるさやか。
両目を固く瞑り大きく息を吸うと。
マスクを着けるさやか。
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