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後宮艶夜*スキャンダル~鳥籠の姫君は月夜に啼く~
第3章 偶然という運命の悪戯
 いや、男の紫の瞳を眺めながら、まるで紫水晶みたいだとぼんやりと考えていたのだから、満更、無関係ではなかったのかもしれない。
「紫水晶、ね。あれは少し高価なものだから、今、俺が扱っているのはこれくらいかな」
 男は後ろを向くと、普段は背負って移動するらしい大きな木箱を覗き込んだ。
「今あるのは、これくらいだ」
 男の大きな手のひらに乗っているのは鳥の形をした紫水晶の簪だった。じいっと見入っていた芳華はギョッとした。
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