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DIABOLIK LOVERS ~Another~
第2章 生贄の価値
タイミングよく、ちょうど上の階に着いた。これから三年生の教室に届けようと、木野が取り上げたプリントの束に手を伸ばす。
「さぁ、返して」
その時だった。
「あいつらにとって、お前って何?」
持田の顔が近付いたと思った瞬間、鈍い音と共に背中に痛みが走った。
「うっ…!」
痛みに表情を歪めながら前を見ると、持田が不敵に笑っていた。
彼はミズキをの肩と手首を掴み、壁に押し付けていた。
じんじんと痛む背中が、更に強い力で壁に当てられるため、いつまでも痛みが消えない。
「何のつもり、離して!」
ミズキが気丈に反抗すると、持田はふふんと挑発的に笑ってみせた。
「なぁ? もしかしてお前って、あいつらにやらしい事してもらいたいから同棲してんの?」
「そんなわけないでしょ!」
「怒るなんて、可愛い顔が勿体ないぜ?」
木野も加わり、2人でミズキを正面から囲う。
ミズキは必死に身じろいで逃げようとするが、持田の力は強かった。
これ以上この2人と一緒に居ると、絶対に良くない。頭では分かっていても、逃げ出す隙がない。
「持田ぁ、このまま2人で灰川ヤっちゃうか?」
「なっ…!」
「良いな、それ。うわ、超燃えてきた」
2人の目が鋭く光る。
ミズキには、その目に見覚えがあった。
兄弟達と同じ目――――獲物を狙う捕食者の眼光だ。
「やめて、いやっ!」
逃げ出そうにも、どうにもならない。
抗えば抗うほど、持田の指が肩と手首に食い込んで痛む。
「灰川ってさ、他の女子に比べて発育良いよな」
木野の手が、制服のブレザーの上から胸を撫でた。
「やめて! 離してっ!」
「大きな声出すなよ、灰川。すぐに気持ち良くしてやるから」
「さぁ、返して」
その時だった。
「あいつらにとって、お前って何?」
持田の顔が近付いたと思った瞬間、鈍い音と共に背中に痛みが走った。
「うっ…!」
痛みに表情を歪めながら前を見ると、持田が不敵に笑っていた。
彼はミズキをの肩と手首を掴み、壁に押し付けていた。
じんじんと痛む背中が、更に強い力で壁に当てられるため、いつまでも痛みが消えない。
「何のつもり、離して!」
ミズキが気丈に反抗すると、持田はふふんと挑発的に笑ってみせた。
「なぁ? もしかしてお前って、あいつらにやらしい事してもらいたいから同棲してんの?」
「そんなわけないでしょ!」
「怒るなんて、可愛い顔が勿体ないぜ?」
木野も加わり、2人でミズキを正面から囲う。
ミズキは必死に身じろいで逃げようとするが、持田の力は強かった。
これ以上この2人と一緒に居ると、絶対に良くない。頭では分かっていても、逃げ出す隙がない。
「持田ぁ、このまま2人で灰川ヤっちゃうか?」
「なっ…!」
「良いな、それ。うわ、超燃えてきた」
2人の目が鋭く光る。
ミズキには、その目に見覚えがあった。
兄弟達と同じ目――――獲物を狙う捕食者の眼光だ。
「やめて、いやっ!」
逃げ出そうにも、どうにもならない。
抗えば抗うほど、持田の指が肩と手首に食い込んで痛む。
「灰川ってさ、他の女子に比べて発育良いよな」
木野の手が、制服のブレザーの上から胸を撫でた。
「やめて! 離してっ!」
「大きな声出すなよ、灰川。すぐに気持ち良くしてやるから」