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DIABOLIK LOVERS ~Another~
第2章 生贄の価値
… … … …
ミズキは恐る恐る教室に戻ったが、持田と木野は居なかった。残りの授業にも参加しなかった。
元々ガラの悪い2人だ。参加しなくても珍しくはない。
ライトは、いつも通りだった。
「委員の仕事、お疲れ様」
その言葉に、ミズキは笑顔を返した。
何も問題が起きる事なく、その日は過ぎた。
今、ミズキはライトと一緒に迎えのリムジンを待つため外へ出ていた。
「さて、ミズキちゃん? 家に帰ったら、また僕といっぱい楽しもうねー?」
「ちょ、あまり大きい声で言わないでよ。周りに聞こえちゃう」
「それだけ僕らが愛し合ってるんだって分かるから、聞こえたって良いじゃない?」
「私は好ましいと思えないよ」
「どうして? 僕はとても好都合なんだけど?」
ライトは後ろからミズキを抱き締め、体を密着させる。
「ひゃっ! ち、ちょっとライト!」
「んふっ、ミズキちゃんは本当に華奢な体してるね。強く抱き締めたら折れちゃいそう」
「だ、誰かに見られちゃうってば!」
「でも、ココとココは、年齢にしてはちょっと早熟かな?」
ミズキは焦るが、ライトは離す気配がまるでない。
頬擦りしたり、抱き締めながらも体を撫で回すように手を動かしたり、公然わいせつもいいところだ。
「よしなさい、ライト。いたいけな少女を公の場で痴態を晒すような目に遭わせるなんて。そういうのは自分の部屋でなさい」
後ろからレイジの声が聞こえ、ミズキは小さく安堵する。
「だって、ミズキちゃん可愛いんだもん」
「言い訳になっていませんね」
「ったく、なんでこいつにたかる虫けら共を野放しにしてたんだよ。お前は同じクラスだってのに」
レイジに続いて、スバルもやって来る。
「同感、それは私も聞きたいんだけど?」
「ん~、可愛いミズキちゃんの困った顔が見たかったってとこかな。んふっ」
「ええ!? なんでよ」
「チッ、悪趣味が」
ミズキは恐る恐る教室に戻ったが、持田と木野は居なかった。残りの授業にも参加しなかった。
元々ガラの悪い2人だ。参加しなくても珍しくはない。
ライトは、いつも通りだった。
「委員の仕事、お疲れ様」
その言葉に、ミズキは笑顔を返した。
何も問題が起きる事なく、その日は過ぎた。
今、ミズキはライトと一緒に迎えのリムジンを待つため外へ出ていた。
「さて、ミズキちゃん? 家に帰ったら、また僕といっぱい楽しもうねー?」
「ちょ、あまり大きい声で言わないでよ。周りに聞こえちゃう」
「それだけ僕らが愛し合ってるんだって分かるから、聞こえたって良いじゃない?」
「私は好ましいと思えないよ」
「どうして? 僕はとても好都合なんだけど?」
ライトは後ろからミズキを抱き締め、体を密着させる。
「ひゃっ! ち、ちょっとライト!」
「んふっ、ミズキちゃんは本当に華奢な体してるね。強く抱き締めたら折れちゃいそう」
「だ、誰かに見られちゃうってば!」
「でも、ココとココは、年齢にしてはちょっと早熟かな?」
ミズキは焦るが、ライトは離す気配がまるでない。
頬擦りしたり、抱き締めながらも体を撫で回すように手を動かしたり、公然わいせつもいいところだ。
「よしなさい、ライト。いたいけな少女を公の場で痴態を晒すような目に遭わせるなんて。そういうのは自分の部屋でなさい」
後ろからレイジの声が聞こえ、ミズキは小さく安堵する。
「だって、ミズキちゃん可愛いんだもん」
「言い訳になっていませんね」
「ったく、なんでこいつにたかる虫けら共を野放しにしてたんだよ。お前は同じクラスだってのに」
レイジに続いて、スバルもやって来る。
「同感、それは私も聞きたいんだけど?」
「ん~、可愛いミズキちゃんの困った顔が見たかったってとこかな。んふっ」
「ええ!? なんでよ」
「チッ、悪趣味が」