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石榴(ざくろ)の月~愛され求められ奪われて~
第6章 第2話・壱
 だが、源治はムキになったように、お民の身体を乱暴に押し倒そうとする。
「いや、やだ」
 お民は悲鳴を上げ、源治の分厚い胸板を突き飛ばした。
「おい、お民。一体、どうしたっていうんだよ」
「―」
 お民は唇を噛みしめ、うつむいた。
「ごめんね。本当にごめんなさい。私ったら、どうかしてる」
 目頭が熱くなった。お民自身は源治を拒むつもりなんか毛頭ないのに、気が付けば、源治の腕から逃れたいと願っているもう一人の自分がいる。
 そんな時、大抵、お民の瞼に浮かぶ一人の男の面影―、いや、男の面影を思い出すというよりは、お民の身体そのものがあの男の指を、あの骨太の指で辿られた記憶の生々しさを何より鮮明に憶えているのだ。
 あの男の愛撫に馴れすぎてしまった自分の身体が源治を元のように受け容れられるのかどうか。その不安は帰ってきた時、ないわけではなかった。しかし、源治への想いも心も何も変わらない、どころか、むしろ離れている間によりいっそう深まったのに、そんなことがあるはずがないと思っていた―いや、思いたかったのも事実だ。
 が、お民の不安は不幸にも的中してしまった。
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