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ボクと世界樹
第2章 ねぇ? 問う、応える。
「ぅア…!」
何で。今日はちゃんと起きたのに。
私は今、レンに漏らされずに挿れられている――。
「‥ふふ、痛い?リン。…あ。もう溶けてきた」
相変わらずの淫乱さだねぇ、”姉さん”、と、私を恥ずかしめる弟の声が上から降ってくる。
「‥睨む権利なんて、リンに無いはずだけど」
ぐ、と無理に未だ漏れていない中を掻き回される。
「‥‥っふ!」
痛くて、痛くて、でも何処からか襲われてくる快感に、どうにかなりそう。
思わず、甘い声が漏れるぐらい。
―――と、そこで噛んでいて白くなった唇に柔らかい熱が落とされる。
「ん‥」
甘い‥‥が、正直息苦しくてきつい。
だが、そんな不満、――――私には許されない。
…唇が離される。
「‥――良いカオ」 私は、きっと、その時驚きを隠せずヘンな顔をしたのかも。
直ぐに元の暗い、艶やかなレンの表情に戻って、その整った柳眉を潜めた。
「何。」
レンが問う。
私はすぐさま応えた。「いや、あの、レレンの表情に、びっくりししただけですすっ!!」
瞬間もっと柳眉が潜められ、端正なレンの中性的な顔がしかめられて見下ろされる。
‥…獅子レンは機嫌を損ねられたようだ。 よって、私鏡音リンは(何故か)近日最高になぶられ恥ずかしめられたのであった――――。
…明日も学校なのにっ!
――…私達の蜜事は勿論秘密だが、家人諸々達にバレているのは知ってる。でも最早色々アレなのか、見放されスルーされている。
最早、私達双子が危険視し気を付けるのは2ヶ月に一度来る監視官位で。まるでおままごとのようなものだとここにいる家人達は、思っているのだろう。
だが、違う。
私達双子にはおままごとなら未だマシだ。
レンは昔から自由に創作したり、出掛けたり、二人で世界樹と通じるのを好み。
私はそんな弟を時折眺め、自身もまた右に然りで、だがよく反発した。
どれも、双方の自由あってのことであった。――その自身だけでなく弟の自由迄も奪ったのは、紛れもなく、私で。
ねぇ貴方は何と思って?レン?
‥‥それを問うのは、もっとも非道いことだと、頭の何処からか警鐘が聞こえた。
何で。今日はちゃんと起きたのに。
私は今、レンに漏らされずに挿れられている――。
「‥ふふ、痛い?リン。…あ。もう溶けてきた」
相変わらずの淫乱さだねぇ、”姉さん”、と、私を恥ずかしめる弟の声が上から降ってくる。
「‥睨む権利なんて、リンに無いはずだけど」
ぐ、と無理に未だ漏れていない中を掻き回される。
「‥‥っふ!」
痛くて、痛くて、でも何処からか襲われてくる快感に、どうにかなりそう。
思わず、甘い声が漏れるぐらい。
―――と、そこで噛んでいて白くなった唇に柔らかい熱が落とされる。
「ん‥」
甘い‥‥が、正直息苦しくてきつい。
だが、そんな不満、――――私には許されない。
…唇が離される。
「‥――良いカオ」 私は、きっと、その時驚きを隠せずヘンな顔をしたのかも。
直ぐに元の暗い、艶やかなレンの表情に戻って、その整った柳眉を潜めた。
「何。」
レンが問う。
私はすぐさま応えた。「いや、あの、レレンの表情に、びっくりししただけですすっ!!」
瞬間もっと柳眉が潜められ、端正なレンの中性的な顔がしかめられて見下ろされる。
‥…獅子レンは機嫌を損ねられたようだ。 よって、私鏡音リンは(何故か)近日最高になぶられ恥ずかしめられたのであった――――。
…明日も学校なのにっ!
――…私達の蜜事は勿論秘密だが、家人諸々達にバレているのは知ってる。でも最早色々アレなのか、見放されスルーされている。
最早、私達双子が危険視し気を付けるのは2ヶ月に一度来る監視官位で。まるでおままごとのようなものだとここにいる家人達は、思っているのだろう。
だが、違う。
私達双子にはおままごとなら未だマシだ。
レンは昔から自由に創作したり、出掛けたり、二人で世界樹と通じるのを好み。
私はそんな弟を時折眺め、自身もまた右に然りで、だがよく反発した。
どれも、双方の自由あってのことであった。――その自身だけでなく弟の自由迄も奪ったのは、紛れもなく、私で。
ねぇ貴方は何と思って?レン?
‥‥それを問うのは、もっとも非道いことだと、頭の何処からか警鐘が聞こえた。