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一夜草~ひとよぐさ~【華鏡(はなかがみ)】
第26章 悪しき夢(結実)
―脚を開いてごらん。
 惟章が優しく言い、瑶子は素直に両脚を開いた。でも、やはり恥ずかしい。閉じようとすると、すかさず惟章の手がそれを押しとどめた。
―隠さなくて良い。私のものになるのだろう?
 瑶子は恥じらいながらも頷いた。
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