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一夜草~ひとよぐさ~【華鏡(はなかがみ)】
第26章 悪しき夢(結実)
千尋の海の底を思わせるような寝所の中で、瑶子の啼き声がひっきりなしに洩れる。
「あっ、ああ、もう、苦し―」
瑶子は頼経に向かい合う形で膝の上に座らされている。二人の身体はぴったりとくっついているので、繋がり合う箇所はいつもより深く、殊に瑶子の感じやすい箇所に頼経の剛直が当たっていた。
「許して、もう駄目、苦しい」
瑶子の眼から涙が溢れた。頼経の愛撫はかなり執拗で的確だ。瑶子の身体の感じやすい部分は知り尽くして、その上で責めてくる。
「あっ、ああ、もう、苦し―」
瑶子は頼経に向かい合う形で膝の上に座らされている。二人の身体はぴったりとくっついているので、繋がり合う箇所はいつもより深く、殊に瑶子の感じやすい箇所に頼経の剛直が当たっていた。
「許して、もう駄目、苦しい」
瑶子の眼から涙が溢れた。頼経の愛撫はかなり執拗で的確だ。瑶子の身体の感じやすい部分は知り尽くして、その上で責めてくる。