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一夜草~ひとよぐさ~【華鏡(はなかがみ)】
第12章 逢瀬と初夜の真実
「これで良しと」
 彼は手のひらに載せた飾り紐を差し出した。これは喜知次が十日前にくれた飾り紐だ。
「先刻、私が買ったものと取り替えた。丁度、今日の小袖とも色があつらえたように合う。これからは私が贈った方を身につけて欲しい」
 その熱を帯びた視線と口調に、千種の頬までもが熱くなった。
 その時、往来の向こうから花売りが歩いてきた。花を売っているのは六十近いであろう老婆だった。
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