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一夜草~ひとよぐさ~【華鏡(はなかがみ)】
第4章 嵐の夜
「早く! 行くのです」
 楓にはそれが極楽にいる顔も知らぬ生母東子の声と重なった。その声に背を押されるかのように、楓は部屋を出た。短い階(きざはし)を降りた先には草履が用意されていた。楓はそれを素早く突っかけ、周囲を窺った。
 まだ誰もいない。さつきが飲ませた眠り薬が効いて、警護の者たちは眠り込んでいるのだろうか。楓はもう迷わなかった。庭に植わった樹木が濃い影を落とす中、一心に走り出した。
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