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父と娘の近親相姦日記 第2部 暴走編
第1章 降りてきた影は解放への予兆
 それでも私は二人の娘を残したまま行動を起こすということはないだろうと、そう判断していたが、それが甘かったのかも知れない。

 彼女もまだまだ女だったのだ。

 その部分を感じ取らずに母の役に納めたまま、安心し尽くして体を重ねることをしてこなかったのは、ある意味暴力だったのだろうか。

 仕事から帰って来たときに、妻と娘たちによって「家」が成立していれば、それ以上の問題はないだろうとそう思っていたのだ。
 だから、私はもう妻に対して欲情する必要はないと心のどこかで考え、そして実際そうなっていた。

 しかし、私の中に性欲が無くなったわけではなかったことは、心ならずも華が証明してしまった。
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