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父と娘の近親相姦日記 第2部 暴走編
第1章 降りてきた影は解放への予兆


[7月22日] 父の告白日記


 娘とつながってしまったあの晩、妻はいなくなった。

 妻が出て行ったのは事が起きる少し前の事だから、当然彼女がそれを知って出て行ったわけではないだろう。
 しかし、私がまさしく娘に精を注いでしまったその晩に帰ってこなくなる、というのは偶然にしても神様のバチがあたったとか、そういうことになってしまうのだろうか。

 彼女がもう随分前から、どこかで別の男と会っているのだろうという事はわかっていた。
 明確な証拠を押さえていたわけでもないけれど、長年連れ添った間柄、そのくらいのことを感じ取ることは出来てしまう。
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