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父と娘の近親相姦日記 第2部 暴走編
第29章 人形とさして変わらないわたし
 「んんんぅむぅぅっ…んぁがっ…」

 絶頂には達しないものの、小さくのけぞって鎖を鳴らす柚子に興奮を覚えたのか、サクヤはより強く柚子を抱きしめると、その中で精子をすべて絞り出していった。

 「あっはっは。ほら。結局中で出すんじゃねえか。しかも、めちゃめちゃ早えしwww」
 「やっぱ童貞なんてそんなもんだろ。大学デビューしたって見た目だけだ。実戦でバレバレww」

 「うっ、うるさいな…しょうが、ないだろ…ぅううっ」

 サクヤの友人たちの言葉に同調しながらも、その泣きべそみたいな情けないサクヤの表情を目にすると、柚子の感情は少し変わった。

 ふふっ。可哀想。でもちょっと可愛いかもね。

 柚子は右手でサクヤの頭をイイコイイコするように撫で、そして左手で軽くポンポンと背中を叩く。

 変わったといっても、それは同情のような、動物を愛でるかのような、少々上から目線の感情であった。

 母親の胸に抱かれ慰められているかのようなその姿、しかも相手は子供のような女子である。それは友人たちのさらなる嘲笑を呼び、その後数年に渡りサクヤはこの時の事を散々からかわれ続けることとなるのであった。
 
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