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父と娘の近親相姦日記 第2部 暴走編
第31章 新婚生活(?)
 私に申し訳ないという気持ちはあっても、彼女にとっては教育者のモラルといったところは重要ではない。
 おそらく、自分を一心に愛してくれる人が悪い人であるわけがないとか、そういう心持ちで娘を任せることに疑問が起きないのだ。

 私はそこで話を切り替える。

 「それで、これからどうするんだ?」
 「どうするったって…今更桜井くんのところへは戻れないでしょう…。あの家に、もう私の居場所もないみたいだし。」
 「なに!?それは…どういう意味だ?」
 
 気づいてないとでも思ったの?と妻は言う。
 
 「ずうっと前から、そうだったわよね…あなたの膝の上は、華のものだわ。桜井くんも、だいぶ前からそういう気持ちになっていたのではないの?」
 「そういう気持ちって……」
 
 それ以上言葉が継げなくなって、私は黙り込んでしまった。

 「ねえ…もう華とは、関係を持ってしまっているのでしょう?」
 「い、いや…」
 「隠してもねぇ…無理よ…。あのしっぽだって首輪だって、昔私たちが使っていたものよね。そんな姿でこんなところを歩き回るなんて、普通ありえないでしょう。」

 それはもう、証拠を突き付けられたと言っても良いだろう。認めるしか、なかった。

 「ああ。そうだな。確かにもう…俺たちはそういう…関係だ。」


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