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父と娘の近親相姦日記 第2部 暴走編
第31章 新婚生活(?)


[11月23日] 風景:地下駐車場


 4人が鉢合わせし、そして別れたその後。
 しばらく時間を空けて、真知子と可美村も帰宅のために駐車場へ向かった。

 「ごめんね。可美村くん…なんか、気まずかったわよね…」
 「や、真知子が悪いわけじゃないさ…それに、気まずいだけで済んだわけだし…」
 「そうね…」
 
 いつの頃からか、可美村は真知子のことを呼び捨てで呼ぶようになっている。

 「旦那さん、怒らなかったな。娘さんの前だったから、なのかな。」

 真知子にはその理由は明確にわかっていた。
 だが彼には、もう次の妻がいるからだ、とは言えないようである。可美村のつぶやきに、真知子は何も答えることはなかった。
 それが不安げな様子と映ったのか、可美村は続ける。

 「大丈夫。大丈夫だから。真知子はずっと僕と一緒にいればいいんだ。」
 「うん。ありがとう…」

 真知子は可美村に身を寄せて、頭を預けた。
 とっくに家を捨てた真知子ではあったが、しかしあの家にもう自分の帰る場所はない、ということを目の当たりにすれば、それなりに寂しさを感じる。

 言われるまでもなく、もう彼女には可美村しかいないのだった。

 「それにしても、娘さんも真知子に似て可愛らしい女性に育っているんだね。」
 「そう思う?ふふふ、ありがと…」
 「しかし、2年違うだけでもう全然違う。クラスの生徒たちなんて子供にしか見えないけれど、華さんはもう立派に女性なんだな。」

 
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