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父と娘の近親相姦日記 第2部 暴走編
第32章 帰還
きちんとした身なりのちららさんの後に続いて、私はまっぱだかに首輪という恰好でペタペタ廊下を歩いた。
食事は、最初の晩と同じ食堂に準備されていた。
向かいにちららさん、となりに清隆くん、というのも一緒だったけど、私はまっぱだかに首輪一つ。もちろん清隆くんもしっかりと服を着て、あの変なマスクはしていない。
だけどもうそれが普通のことである、と言わんばかりに、清隆くんもちららさんもそこには触れてこない。
給仕のおじさんも、顔色一つ変えずに、淡々と自分の仕事をこなしていた。
おじさんが私の目の前に置いたお食事。それは。
「えっ!?カツ丼!?」
ふっくらとした厚みのあるカツに、半生のたまごでトロリととじられていて、キラキラ光るカツ丼。
「あら?お嫌いでした?」
「…ううん…大好き…ただこの食堂には似合わない気がして…」
いかにもお金持ちなおうちの、洋風の食堂と、そして白いテーブルクロスの食卓にはカツ丼は似合わない。
おいしければいいじゃないの、と、ちららさんは屈託なく笑い、いただきますと手を合わせた。
「…いただきます。」
私も手を合わせてから箸に手を伸ばす。
ちららさんも私も清隆くんも、どんぶりを左手にもって、かきこむようにして、食べた。
「もっとお上品に食べるかと思った。」
「どんぶりものはこうやって食べるほうがおいしいわ。」
確かに。
飾りなく、食欲のままに料理を口に運ぶのは少し抵抗あるけれど、でもそれがなんだか心地よい。
まして私はすっぱだか。本能のままに生きる動物みたいで、でもそれが今の私には似合ってるかもなあ、なんてこともちょっと思った。
食事は、最初の晩と同じ食堂に準備されていた。
向かいにちららさん、となりに清隆くん、というのも一緒だったけど、私はまっぱだかに首輪一つ。もちろん清隆くんもしっかりと服を着て、あの変なマスクはしていない。
だけどもうそれが普通のことである、と言わんばかりに、清隆くんもちららさんもそこには触れてこない。
給仕のおじさんも、顔色一つ変えずに、淡々と自分の仕事をこなしていた。
おじさんが私の目の前に置いたお食事。それは。
「えっ!?カツ丼!?」
ふっくらとした厚みのあるカツに、半生のたまごでトロリととじられていて、キラキラ光るカツ丼。
「あら?お嫌いでした?」
「…ううん…大好き…ただこの食堂には似合わない気がして…」
いかにもお金持ちなおうちの、洋風の食堂と、そして白いテーブルクロスの食卓にはカツ丼は似合わない。
おいしければいいじゃないの、と、ちららさんは屈託なく笑い、いただきますと手を合わせた。
「…いただきます。」
私も手を合わせてから箸に手を伸ばす。
ちららさんも私も清隆くんも、どんぶりを左手にもって、かきこむようにして、食べた。
「もっとお上品に食べるかと思った。」
「どんぶりものはこうやって食べるほうがおいしいわ。」
確かに。
飾りなく、食欲のままに料理を口に運ぶのは少し抵抗あるけれど、でもそれがなんだか心地よい。
まして私はすっぱだか。本能のままに生きる動物みたいで、でもそれが今の私には似合ってるかもなあ、なんてこともちょっと思った。