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父と娘の近親相姦日記 第2部 暴走編
第32章 帰還
 「柚子ちゃん、綺麗な姿になりましたわね。お母様と、同じお姿だと思いますわよ。」
 「ぅう…そ、そんな…そう…なの…」

 朦朧とした意識の中で、柚子の中にまたあの画像がよみがえる。
 あのときの、母の苦しいような快楽に悶えるような、あの複雑な表情。それが今の自分の状態と重なる。

 ああ…なにもできない…痛くて、苦しくて…そしてもうすぐ…

 その柚子の想いに呼応したように、男たちは柚子に装着されたバイブとローターのスイッチを同時に入れた。

 あっ!ほらっ!きたっ…
 「ぅぶっ!…っがぁあ゙ぁあ…あ゙、あ゙、あ゙…っぁあああっ!!」

 突然訪れたその衝撃に、柚子は思わず大きく体をのけぞらせてしまい、食い込む縄にさらに叫びを上げる。
 
 そのように悶える柚子の様子を楽しむ一方、男たちはさらに道具を準備し始めていた。
 それはSM用の真っ赤な低温ろうそくである。
 溶けた蝋が肌の上に落ちても火傷をしないように考慮されたろうそくではあるが、その熱さは人に悲鳴を上げさせるのに十分な能力を持つ。 

 だが、目隠しをされている柚子にはそのろうそくの存在はわからない。
 
 ただ、ろうそくの燃える独特の臭いには気づいて何かを予感したのか、柚子はまたイヤイヤをするようにおおきくかぶりを振った。
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